WOWOW エキサイトマッチ 3/26放送分

WBC世界ウェルター暫定王座決定戦(2月10日、アメリカ、ネバダ州、ラスベガス)
元3階級制覇チャンピオン、元WBAWBC世界S・ウェルター級チャンピオン、元WBC世界ウェルター級チャンピオン、元IBF世界ライト級チャンピオン、WBC世界ウェルター級1位、WBO2位、WBA世界S・ウェルター級2位、IBF3位
シェーン・モズリー(米国、カリフォルニア州)

35歳(1971年9月7日生)身長175cm、リーチ188cm
48戦43勝37KO4敗1無判定

WBA世界ウェルター級チャンピオン、WBC世界ウェルター級2位、WBA2位、IBF11位、WBO3位
ルイス・コラーゾ(米国、ニューヨーク州)

25歳(1981年4月22日生)身長175cm、リーチ183cm
29戦27勝13KO2敗
WOWOWの見所

サウスポー対策がカギ モズリーがスピードで圧倒か
チャンピオンのフロイド・メイウェザーが5月にオスカー・デラ・ホーヤとの大一番を控え、しばらく防衛戦を行えないために設けられる暫定王座の決定戦。このクラスを含めた3階級を制覇したスピードスターのモズリーと、元WBA同級チャンピオンのコラーゾという組み合わせだ。
02年から04年にかけ、モズリーは6戦1勝4敗1無効試合というスランプに陥ったことがある。もちろんバーノン・フォレスト、ロナルド・ライトらが相手だったという考慮すべき事情はあるにしても、30歳を過ぎての急停止だっただけに、技量そのものの下降が懸念されたものだ。しかし、その後は4連勝(2KO)と復調。特に昨年のフェルナンド・バルガスとの連戦は圧巻だった。全盛期のスピードが戻り、防御勘やパンチの切れも申し分なかった。相性の良さもあったのだろうが、復活を印象づけるには十分の内容だった。
対するコラーゾは昨年5月、リッキー・ハットンに敗れてタイトルを失ってから、この試合が再起2戦目となる。再起戦では無名選手に6回TKO勝ちを収めているが、モズリーが相手となると苦戦は覚悟せねばなるまい。こちらはカウンターを武器にするサウスポーの技巧派だが、パワーではモズリーに大きく劣る。本来はスピードが身上だが、この点でもモズリーが相手となると分が悪い。サウスポーという利点を生かして勝機を探ることになりそうだ。
とはいえモズリーほどのベテランがサウスポーを苦にしているとも思えない。ここは順当にモズリーが返り咲く可能性が高いといえそうだ。コラーゾがスタートで出遅れるとワンサイドになるかもしれない。

しばらく一線から遠のいていたが、ここ最近の試合は往時の強さを取り戻しつつある、シェーン・モズリー。
結果、モズリーが3対0(118-109,118-108,118-109)の判定勝ち。
点差ほど圧倒的な印象は無いが、コラーゾは防戦一方でした。時々いいパンチが入るのですが、続かない。パンチを出す前にも
モズリーのパンチが当たる感じ。ハンドスピードがあるっていのは、得ですね。モズリーがパンチの後にすぐにクリンチするのが気になりました。こんなにクリンチしたっけ?
モズリーが復活したことによりウェルター戦線が面白くなったことだけは確か。デ・ラ・ホーヤがメイウェザー戦の後、ラスト試合としてモズリーと戦ってくれると面白い。「忘れたものを取りにいく・・・」なんたってモズリーは、デ・ラ・ホーヤに2勝しているからね。でも、今はゴールデンボーイプロモーションで一緒に仕事をしているんだよね。デ・ラ・ホーヤの懐が深いのか、ボクサーの特性なのか、この辺は今後の注目です(個人的に)。