No.24 苦悩のピラミッダー(砂組) ヨーロッパ企画 駅前劇場  

http://www.europe-kikaku.com/projects/e22_24/bt2000main.htm#pyramid
★★★★☆
以下ネタバレ
5/14の夜公演。
単純に「冬のユリゲラー」と比べたら、「冬のユリゲラー」の方が面白かった。こちらはこちらならではの面白さがあったが、好みは「冬のユリゲラー」。この時点で再演を観れたのはラッキーでした。現在のヨーロッパ企画がどこを目指しているのかよく分かりませんが、過去と比べることで、徐々に私の中で明確になっていく事でしょう。
ひいきの劇団がまた一つ出来ました。
内容的には、3大ピラミッドすら既に観光スポット化している紀元前2000年のエジプト。王からピラミッド建設の命令を受けた宰相(永野宗典)。ピラミッドプロジェクトチームとして、財務大臣松田暢子)、民生大臣(石田剛太)、建築士(角田貴志)、神官(中西武教(ジュース))、書記(酒井善史)、そして召使。みんなそこそこ役に立たない。ピラミッド建設には懐疑的だが、宰相の説得?もあり徐々に具体化していく。途中にトラブルもあり。得意の相談(喧々諤々)。その微妙なダメ振りが見ていて楽しい。落ちはどうなんだろう?逆に物凄く褒めちゃっても良かったと思う。歴代の王の中でNo.1の治世だったとか。まぁ、深いところで感じさせる話ではないからあんな感じでいいでしょう。個人的には「ピラミー君」を見たかった。遺跡から発掘されて欲しかった。
追記
ヨーロッパ企画にはなんら含むところはないが、空調が効きすぎ。私が座った場所は、冷風の出口に直面していたので物凄く寒かった。エジプトの話を観ながら震えていたよ。子猫のように震えていたよ。おかげで風邪をひいたよ。折角治ったのに・・・・。