WOWOWエキサイトマッチ 7月30日放送

IBF世界ミドル級タイトルマッチ(5月26日、ドイツ)
IBF世界ミドル級チャンピオン
アルツール・アブラハム
(ホーム:ドイツ)(出身:アルメニア)(国籍:ドイツ)
27歳(1980年2月20日生)身長178cm22戦全勝17KO

IBFインターナショナル・ミドル級チャンピオン
IBF世界ミドル級14位
セバスチャン・デマース(カナダ)
27歳(1979年12月24日生)身長183cm20戦全勝9KO
WOWOWの見所

アゴの骨折から8ヵ月で戦線復帰 V4戦の相手は全勝のカナダ人
アブラハムは昨年9月のV3戦でエディソン・ミランダと壮絶な打撃戦を展開。文句なしの判定勝ちを収めはしたものの、アゴの骨を折られるという高い代償をはらった。今年に入ってトレーニングを再開したと伝えられるが、すべての不安が払拭されたわけではないことは想像に難くない。
今回の挑戦者はカナダ国籍を持つ27歳の前IBFインターナショナル・チャンピオンだ。プロキャリアは2年半と浅いが、20戦全勝(9KO)と負け知らず。なかなかのイケメンだが、「ダブル・トラブル」という、なにやら物騒な異名を持っている。しかし、世界的強豪との手合わせは皆無で、はるか昔に峠を過ぎた元世界ランカーのエリオ・オルティスやママドゥ・チャムらをTKOに下した星が光る程度だ。KO率でも分かるように、攻撃力と決め手には欠けるタイプとみていいだろう。
復帰戦のアブラハムは自分の調子と相手の戦力を見極めるためにも序盤は慎重に構えるはずだ。デマースがそこを突くと面白い展開になりそうだが、地元を離れるのも初めて、しかも敵地での初挑戦ということを考えると、こちらも一発勝負をかけるのは難しいかもしれない。前半のやりとりですべてを見極めたアブラハムが中盤に勝負をかけるとみるのが妥当な線だろう。正確な左ジャブと右ストレートが炸裂しそうだ。

3R KOでアルツール・アブラハムの勝利。無配の挑戦者も根性男(前の試合で顎を割られて血を流しながらも勝利した。)
WBA世界バンダム級タイトルマッチ(6月29日、フランス、マルセイユ、スポーツパレス)
WBA世界バンタム級チャンピオン
ウラディミール・シドレンコ(出身:ウクライナ)(ホーム:ドイツ)
31歳(1975年9月23日生)身長162cm20戦19勝6KO無敗1分

フランス・バンタム級チャンピオンWBA世界バンタム級12位
ジェロム・アルヌール(フランス)
22歳(1985年3月18日生)身長170cm17戦14勝9KO2敗1分
7R KOでウラディミール・シドレンコの勝利。シドレンコもやれば出来るんじゃん。体は小さいけど、パンチ力がある。ジェロム・アルヌールも地元開催ということで根性見せたが、相手が悪かった。
・S・ウェルター級10回戦(6月9日、米国、ニューヨーク州ニューヨーク、マジソン・スクエア・ガーデン
WBCユース・S・ウェルター級チャンピオン
WBC世界ウェルター級11位
フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)
21歳(1986年2月16日生)身長180cm、リーチ185cm32戦31勝24KO無敗1分

アメリカ・ウェルター
グローバー・ワイリー(米国、フロリダ州)
32歳(1974年12月2日生)身長170cm41戦30勝14KO9敗1分1無判定
3R KOでフリオ・セサール・チャベス・ジュニアの勝利。あの伝説のチャンピオンフリオ・セサール・チャベスの息子。父親は闘うことで強くなった男だが、息子はボクシングエリート。順調にキャリアを伸ばしてきている。父とはファイトスタイルが違うが、いいボクサーだ。少々力強さに欠けるが、左の使い方は非常に上手い。どこかの親子に見せてあげたいよ。