No.46 夢顔 ジェットラグプロデュース THEATER/TOPS

★★★★☆
出演
松尾鉄平・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松田賢二
松尾梨恵(鉄平の妻)・・・・・・・・・・・・・・・・・桑原裕子(KAKUTA)
松尾康平(チャーリー蜜蜂工場の責任者、鉄平の兄)・・・青山勝(道学先生)
猿山幹一(蜜蜂工場を手伝ってる、鉄平の幼馴染)・・・・池下重大(劇団桟敷童子
宝ノ山登(チャーリーにほんみつばち教室の会員)・・・・原口健太郎(劇団桟敷童子
北川菜奈(チャーリーにほんみつばち教室の会員)・・・・外山博美(劇団桟敷童子
江之島薫(チャーリーにほんみつばち教室の会員)・・・・鈴木歩己(グリング)
町田美鈴(蜜蜂工場にハチミツを買いに来るオバサン)・・鈴木めぐみ(劇団桟敷童子
桑原さん目当てで観に行きました。チケットが当日引き換えだったので、席がどの辺か分からず。前から2列目でした。結果的にそれが良かった。役者さん一人一人の顔の表情まではっきりと見ることが出来ました。
以下ネタばれ
群像劇だったので誰が主役って訳ではないのですが、鉄平と梨恵の夫婦が、問題を抱えたまま、20年ぶりに鉄平の兄に会いに行く話しです。まず、松尾康平の青山勝さんがいいです。朴訥とした中に優しさと少々の駄目さとあわせ持ち、ただのおっさんにしか見えないのだけれど、かっこよく感じる。その辺がジワジワと伝わってきます。養蜂家なのに蜜蜂に刺されまくるって設定(今年に入って75回)も可笑しい。それと時々しか出てこないが、町田美鈴役の鈴木めぐみさんがいいです。寝たきりの老人(母)を介護しつつ、明るく生きる女性を好演。(てっきり、寝たきりの母を蜂の毒で殺すんだと思ってました。)
そして、何と言っても松尾梨恵役の桑原裕子さんがいいです。元々、好きな女優さんで、尚且つこの芝居自体、彼女目当てで観に行ったにもかかわらず、やられてしまった。可愛すぎ。単に顔が可愛いとかスタイルがいいとかそういう問題じゃない(改めて言いますが、美人だしスタイルもいいです(多分))。全身から滲み出る女性の可愛らしさ、弱さ、強さ、自分ではどうしようもない思い(子供のこととか)、やってしまった過ち(浮気)、これらを混ぜこぜにしてのアッパラパーな言動、そして涙(女性に泣かれると物凄い弱い)。今年の私的舞台アカデミー賞の主演女優賞は緒川たまきさん(犬は鎖につなぐべからず)か小島聖さん(ワンマンショー)にしようかと思っていました。が、桑原裕子さんに決めました。文句ある?
そうそう今ブログ(http://torobeyagaiden.blog101.fc2.com/)でやっている企画(「デエト、お願いします」)。
俳優部門が一通り終わったら、次はファンと行って欲しい。自分と、などとは言えませんが、どなたか桑原裕子さんの関係者の方がこのブログをご覧になっていたら、桑原裕子さんにお伝え下さい。デエト企画に立候補。
変な内容になったが、暑いから許してください。
追記
帰りに、みたらし団子を買った事は言うまでも無い。近くで見ると物凄く美味しそうでした。
追記2
「チャーリー」とはチャールズ・ブロンソンの事です。鉄平の兄が似ていると思い込んでいて付けた名前。私にとってのチャールズ・ブロンソンは「マンダム」と「荒野の7人」。「荒野の7人」の親の事を馬鹿にした子供を思いっきり叱ったシーンが大好きです。死んだ後、子供たちが大泣きしていた姿が印象的でした。あんな大人になりたいと本気で思っていました。