完読No.95 なみだ学習塾をよろしく! 鯨 統一郎 著 NON NOVEL


裏表紙

教育こそが日本を変える。希望に燃え学習塾を開いた波田信人は戸惑うことばかり。受験を控えた難しい年頃の中学生の間で、厄介な事件が続発するのだ。おちこぼれ生徒が突然試験で高得点を取ったり、「トラが空を飛んだ」「日本からアメリカまで一時間」など嘘を連発したと転校生がいじめあられたり。そして信人細大の悩みが新米事務員・波田煌子(なみだきらこ)。元警視庁のプロファイラーだというが、言動はお惚け。しかし、カンニング疑惑の真相も、嘘つき発言の真意もどうやら摑んでいるようで・・・・。

以下ネタバレ
また、読んでしまった。あれだけ、ボロクソに言っていながら、買ってしまうなんて。本当はファンなんだな。好きかどうかは別にしてこれだけ読んでいれば立派なファンだろう。先日も友達に「邪馬台国はどこですか?」を読んでもらって感想を聞いたらボロクソに言われて、自分も言っているくせにチョッとがっかりした。旦那(恋人)が酷い男でその悪口を友人に話したら、自分以上に悪口を言われ、そんな事無いあれでもいい所はあるって、言い返す女性の心理に似ている(長いよっ!)
もっとも鯨 統一郎さんはそこまで悪くないけどね。くだらない所は多々あるが、キラッとしたところもある。ん?本当に似てきた。
って、内容について全然触れていないな。まぁ、難事件(と言っても殺人は起こりません。所謂、日常の事件。)をお惚け探偵(波田煌子)がスパッと解決する。お茶の豆知識がつく。玉露は収穫前に日光を遮るそうです。それが甘みにつながるそうです。