完読No.96 サウスバウンド上 奥田 英朗 著 角川文庫


裏表紙

小学校6年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても変わってるという。父が会社員だったことはない。物心ついた頃からたいてい家にいる。父親とはそういうものだと思っていたら、小学生になって級友ができ、よその家はそうではないことを知った。父は昔、過激派とかいうのだったらしく、今でも騒動ばかり起こして、僕たち家族を困らせるのだが・・・・。−2006年本屋大賞第2位にランキングした大傑作長編小説!

以下ネタバレ
三四郎の父親の名前は東一二郎。一二三四。って関係無いね。
で、奥田さんの他の作品の登場人物「伊良部先生」に若干似ている所がある一郎さん。一郎さんの破天荒な行動に困りつつ、でもその父親が大好きな(多分)、二郎君の物語り。体はでかい158cm。食べ盛り夕ご飯にご飯4杯。でも、どこにでもいるごくごく普通の小学生。ある事件をきっかけに引っ越すことになる上原家。下巻は引越し後の生活。楽しみです。