完読No.116 インシテミル 米沢 穂信 著 文芸春秋


帯の文句

見つかった。何が?
私たちのミステリー、
私たちの時代が。
期待の新鋭が描く究極の殺人ゲーム。この屈託と含蓄を、絶対に読み逃がしてはならない。

「早く売り場に並べたい!」
ミステリ好きの飢餓感にも
彼の本を初めて読む人の期待にも
全力で応えた一冊、
どうぞ楽しんでください
「ときわ書房聖蹟桜ヶ丘店 高橋美里さん」

「青春ミステリの旗手!」
なんて軽やかな評価を得ているけど、
インシテミル』は、謎解きの面白さを
追求した手加減なしの理論ミステリ。
ファンの皆さま、ともに喜びましょう!
紀伊国屋書店新宿本店 小出和代さん」

以下ネタバレ
う〜ん、褒めちゃっていいのか?朝日新聞に「アニメの表現 過激さ控えて」と投書した人と同じかもしれないが、フィクションなんだから、どういう事を描いてもいいのだけれど。どうも、フィクションとはいえ、登場人物が不幸になるのは嫌なんだよな。この本自体は、充分面白いから。ファンの人は買うか借りるかした方がいい。
私は、古典部シリーズがいいや。「遠まわりする雛」を買わねば。