完読No.119 空海の風景(上)司馬 遼太郎 著 中公文庫


裏表紙

平安の巨人空海の思想と生涯、その時代の風景を照射して、日本が生んだ最初の人類普遍の天才の実像に迫る。構想十余年、著者積年のテーマに挑む司馬文学の記念碑的対策。昭和五十年度芸術院恩賜賞受賞

以下ネタばれ
獏さんの「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を読んだら、空海の事を、密教の事をもう少し知りたくなった。先ずは大御所から。旅行記みたいな書き方だから、読み易い。上巻は主に長安へ行くまでの空海の半生を書いている。密教的な部分はそれ程書かれていない。その辺は、また別の本を読もうっと。