完読No.32 木野塚探偵事務所だ 樋口 有介 著 創元推理文庫

doradora05112008-06-23

裏表紙

経理課一筋37年で警視庁を定年退職した木野塚氏は、ハードボイルド探偵に憧れ探偵事務所を開設する。しかし、依頼どころかグラマーな美人秘書もやってこない。そんなある日、近所づき合いで業界紙に広告を出したところ、記念すべき最初の依頼が。その事件は、なんと金魚誘拐事件だったのだ。愛すべき老人探偵の活躍を描いた、ユーモア・ハードボイルド連作集。堂々登場、だ。

以下ネタばれ
定年退職後に何をする?生きがい?夢?木野塚氏は探偵事務所を開設する事にした。警視庁に37年勤めたといっても、経理畑。操作のノウハウは無し。心意気だけ。しかし、望みは高い。秘書にするなら、金髪でグラマラスでスタイル抜群の美女。かなり頓珍漢ですが、以来の方も頓珍漢なのでどっこいどっこい。設定は面白いです。