No.26 kiss me,deadly smartball 王子小劇場

★★★★★
以下ネタばれ&40男エロモード全開(女性はこれより先に進むべからず)
http://smartball.yep-web.com/
作・演出 名執健太郎
CAST 
尚(長女)・遠藤留奈
舞(次女)・石井舞
淳(三女)・深谷由梨香(柿喰う客)
ガレージに来る女1・石澤彩美
ガレージに来る女2・白神美央
ガレージに来る女3・大塚麻央
ガレージに来る女4・宮嶋美子(風琴工房)

ガレージに来る男1・富田恭史(jorro)
ガレージに来る男2・河西裕介(国分寺大人倶楽部)
ガレージに来る男3・尾倉ケント(アイサツ)
ガレージに来る男4・後藤剛範(害獣芝居)

柿喰う客の深谷由梨香さん目当てで行きました。smartballは初見。王子小劇場で、割とゆったりめに座席を作り、ほぼ満員なので、それ程観客動員がある劇団ではないんでしょう。
観る前に何となく聞いていたので、それも楽しみに。でも、それだけだとただのスケベおやじになるので、それ以外も楽しみに。情報では下手で観た方がいいとの事だったので、下手端の2列目に座りました。
舞台装置はガレージの様、荷物とパソコンとピアノとエレキギター3本と布団。あと細々した物。
髪の長い女性が登場。携帯で話している。もめている雰囲気。もう一人の女性が登場。どうやら身内が亡くなって、その通夜だった様子。更にもう一人女性が登場、喪服。深谷さんです。いつもと雰囲気が違う。この女優さんは観るたびに違った顔になる。引き出しが多い。
で、ごちゃごちゃ話して・・・・。どうやら三女は売春をしているようだ。こんな日なので、外ではなく、ここでする。次女は嫌悪感。長女はどうでもいい感じ。で、客役の男性登場。話では聞いていたが、実際に脱ぐとは思っていませんでした。若しくはその瞬間に暗転にするとか。全然、そのまま。一応、部屋の明かりは消して枕もとのスタンドライトだけ点けたんだけど、結局そのシーンから3姉妹の紹介(スポットを個別に当てるだけ)へ移り、その時は明るいので、丸見え。はっきり言って、舞台で女性が裸になるのは、好きじゃないんですよ。別にそれが目当てじゃないし、妙に照れくさいし、それに脱ぐ意味が分からないし、がっかりする裸だったりすると余計に困るし。
でも、今回はいいです。大ファンの女優さんの裸が観れるのを拒否する男はいない。かっこつけてられない。素直に凝視しました。当たり前だよ。しかも綺麗なおっぱいでした。バンザイ。変態扱いされようが、いいものはいいのだ。綺麗なものは綺麗なのだ。褒めまくってやる。深谷さんのおっぱいは綺麗でした。
はい、変態終了。
因みに、これを読んで、観に行こうと思った人。裸になるシーンは結構短いから。文句を言わないように。
例えるなら「ベロニカは死ぬことにした(http://info.movies.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=323476)」を見て、真木よう子さんのヌードシーンはあれだけ?と憤慨して帰ってきた感じ(それは俺か)
話はまだまだ先があります。
テーマとかあるにはあるけど、オープニングの衝撃で殆ど吹っ飛びました。それ以降も結構刺激的だった。
深谷さんもそうだが、刑事役の女優さんもグラマーでデカチチ(デカイと刑事(デカ)をかけている)と呼ばれる美人女優(若槻千夏が巨乳になった感じ)あり。ヤクザ役の女優さんは上はビキニで下はホットパンツだし(あんなヤクザがいるとは思えない)。次女は角度的に妙に悩ましい生足が見えるし。
ラストは3姉妹競演の着替えタイムだし。
作・演出の人には悪いけど、話の中身は殆ど覚えていません。
14日まで。
あと、深谷さんは背中も綺麗でした。最近、女性の綺麗を判断するポイントとして背中が重要度を高めているわたくし。話題の山本さんは、前から見ると凄く綺麗だけど、背中は綺麗じゃない。余計なお世話だけど。
追記
名前は分からないけど、深谷さんの相手の男優。あんな綺麗な裸を前にして、なぜ、立たぬ。無理やりにでも立てろ。リアリティーを求めるなら、エッチする前は立ってるだろ。たいして難しい演技が要らない役だから、代われ。そんなんじゃAV男優にはなれないぞ(目指してませんか?)私なら毎日きっかり立たせます。立て立つんだ〜。
なんだ、単に出たかったのか・・・・。いや、出したかったのか・・・・。
追記2
一応、いい感じのシーンの紹介も。
父親を見舞いに行った長女と三女。その時の話。「カジノにもう一度行こう」と話したら笑った、と長女。
「もう、しゃべれないんだよ、食事も食べられないし、立つ事さえ出来ないんだよ。それを知っているんだよ。どうしてそんな事が言えるの?」と次女。で、二人で言い争い。それをオロオロして見ている三女。その時の表情とか抜群に上手いです、深谷さん。
ラストシーン。実は、彼女達は血のつながりは無い。小さい父さんと大きい父さんに育てられた(ゲイのカップル)。トラブルがあって、3人一緒にいると、長女と一緒にいるとやばい。バラバラになろう。宣言する長女。拒否する次女。また、言い合い。それをオロオロ見る三女。もう、殆ど泣きそうな顔。もらい泣きしそう。でも、泣きません。これはいい演出。泣かない子なんです、三女は。愛は血のつながりを越えた、瞬間。
先には地獄が待っている予感。でも、3人は明るい。今までもそうだったように、3姉妹を演じつつ、根っこの部分では愛し合っている。かなり明るい雰囲気で、3人は着替える。喪服からカジュアルな服へ。そして青カン狩りに出かける。それは子供の頃の夏の思い出。3人が、両父親を含めて5人が幸せだった頃。まるで、「俺たちに明日はない」のラストシーンみたい。
追記3
登場人物の関係性に、漫画的みたいなイメージがある。これは、知り合いの役者の方の言葉。
特にヤクザと舎弟の関係なんてもろにそれ。
やはり、ただの観客と役者さんでは受ける印象が違いますね。