完読No.40 キング・オブ・スティング マシュー・クライン 著 ハヤカワ文庫NV

裏表紙

痛快無比のコン・ゲーム小説。私は詐欺師の中の詐欺師。今度のカモはラスヴェガスの大物だ。
ベテラン詐欺師のキップ・ラーゴは、厄介な問題を抱えこんだ。息子のトビーがロシア・マフィアに多額の借金をして、返済を迫られているのだ。息子を救うため、彼はラスヴェガスの大物から大金を巻き上げる大がかりな計画を立てる。優秀なコンピュータ・プログラマー、元詐欺仲間の美女、詐欺師の長老などの協力を得て、キップは計画を実行に移すが、やがて不測の事態が……軽妙なタッチで描く痛快無比のコン・ゲーム小説

以下ネタばれ
中々、面白いコン・ゲーム小説でした。この類の話は好きだし、よく出来ていたと思います。
でも、スティングと名前が付いているから、ハードルが上がりまくり。
どんでん返しもいいけど、すれっからしのミステリー読みだから、余程とんでもない展開にならない限り、驚かない。ミステリーを読み始めた頃のピュアな読者に戻りたいよ。