一瞬で!!

WOWOWエキサイトマッチ 9/15放送分
ライト級12回戦
2階級制覇チャンピオン、前WBCWBO暫定世界ライト級チャンピオン、元WBA世界S・フェザー級チャンピオン
ホエル・カサマヨル(出身:キューバ)(ホーム:米国、フロリダ州)
37歳(1971年7月12日生)身長170cm、リーチ175cm40戦36勝22KO3敗1分

2階級制覇チャンピオン、元WBC世界S・フェザー級チャンピオン、前WBO世界フェザー級チャンピオン
WBAIBF世界フェザー級チャンピオン
ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)
35歳(1973年8月23日生)身長170cm、リーチ173cm53戦48勝35KO4敗1分
WOWOWの見所
マルケスが3階級制覇の足掛かりをつかめるか カサマヨルの技巧 vs マルケスの強打
フェザー級とスーパー・フェザー級を制覇した実績を持つファン・マヌエル・マルケスが3階級制覇への足掛かりとして、カサマヨルと激突する。
技巧派として知られるカサマヨルと無類の強打を誇る万能派のマルケス。ハイレベルの攻防が期待できる。
カサマヨルは92年のバルセロナ・オリンピックのバンタム級で優勝するなど393戦363勝30敗(410戦380勝30敗説もある)のアマチュア戦績を残し、アメリカに亡命して96年にプロデビュー。99年にWBA暫定世界スーパー・フェザー級タイトルを獲得し、06年10月にはWBCのライト級を制して2階級でチャンピオンになった。その後、紆余曲折を経てWBO暫定王座を獲得。そして現在は無冠。スピードを生かしたサウスポーの技巧派だが、カウンターは鋭いものがあり再三ダウンシーン、KOシーンを生み出してもいる。反面、売りだったディフェンス面で最近は綻びが目立ち、自身もキャンバスに転がることが多くなった。望むと望まざるとにかかわらず、あるいは良くも悪くもスリリングな選手に変貌したといえるかもしれない。
一方のマルケスはカサマヨルよりも2歳若い35歳。さすがに上り坂というわけにはいかないが、決して衰えが見えているわけでもない。こちらは充実期にあるといっていいだろう。両ガードを高く上げたスタイルで攻防を組み立てる万能型の強打者で、スタミナや駆け引き、ハートの強さなども卓抜したものがある。昨年3月、マルコ・アントニオ・バレラ(メキシコ)を下して2階級制覇を成し遂げたが、今年3月、マニー・パッキャオ(比)に惜敗して王座陥落。カサマヨル戦は再起戦の意味も持っている。
ともに身長は170センチとライト級にしては大きくはない。クラスに馴染んでいるという意味ではカサマヨルに多少の優位性が認められるが、試合を左右するほどのものではないと思われる。マルケスが戸惑う可能性があるとすれば、カサマヨルのサウスポー・スタンスだろうか。マルケスは左構えの選手との対戦はパッキャオ戦などで経験済みだが、押したり引いたりする変幻自在なサウスポーとなると未経験といえる。足を使われると攻撃が寸断され、リズムが狂う可能性もある。流れがつかめないままラウンドを重ね、終わってみたら判定を失っていたということも考えられないわけではない。
以上はマルケス敗北のパターンだが、その可能性は低いのではないだろうか。賭け率も13対4でマルケス有利と出ている。
現在の両選手の力量を比較するかぎり、マルケスが勝利する可能性の方がはるかに高いといえるだろう。耐久力に疑問符がつくカサマヨルをマルケスが追いかけ、中盤から終盤にかけて連打で仕留めるシーンが待っているような気がする。
私の感想。
キャリアも実力も知名度もたっぷりあります。
12回戦なのが勿体無い対戦。
ファン・マヌエル・マルケスの粘り強さが、勝負を決めたと思う。
見ごたえがある闘い。こういう対戦は大好きです。年末の10,11位ぐらいに入りそう。