完読No.8 凍 沢木 耕太郎 著 新潮文庫

裏表紙

最強のクライマーとの呼び声も高い山野井泰史。世界的名声を得ながら、ストイックなほど厳しい登山を続けている彼が選んだのは、ヒマラヤの難峰ギャチュンカンだった。だが彼は、妻とともにその美しい氷壁に挑み始めたとき、二人を待ち受ける壮絶な闘いの結末を知るはずもなかった――。絶望的状況下、究極の選択。鮮かに浮かび上がる奇跡の登山行と人間の絆、ノンフィクションの極北。

以下ネタばれ
みんな凄い。


まず、沢木耕太郎さんが凄い。徹底的に己の感情を排して、リアルに状況を浮き上がらせる技術。日本一のノンフィクションライターだな。


そして、主人公の山野井泰史。年齢も近いし、実家も近い(都賀と四街道)。どこかで出会っていたかもしれない。


最後に、山野井妙子。彼女が一番凄いかもしれない。


なんの事やら分からないだろうが、人間って凄いと思いたければ、これを読め。

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