完読No.38 原始の骨 アーロン・エルキンズ 著 ハヤカワ・ミステリ文庫

裏表紙

ネアンデルタール人と現生人類の混血を示唆する太古の骨-この大発見の五周年記念行事に参加するべく骨の発掘されたジブラルタルを訪れたギデオン。
だが喜ばしい記念行事の影には発掘現場での死亡事故をはじめ、不審な気配が漂っていた。彼自身まであわや事故死しかけ、発見に貢献した富豪が自室で焼死するに至り、ギデオンは疑いを深めるが・・・・・。
一片の骨から先史時代と現代にまたがる謎を解く、スケルトン探偵の名推理

以下ネタばれ

このシリーズはいいです。
古き良き、イギリスミステリーを彷彿とさせる、状況設定と発生する事件。
探偵役のギデオンは、博学でスマートで紳士でユーモアがあって、喧嘩はしない。
血なまぐさくない良質のミステリー。
書く人がいないから、今では希少価値まであるとおもう。