ロードオブザリング 王の帰還 DVDで鑑賞

★★★☆☆
ファンに怒られるのを承知で今日は書きます。一体何処で泣いたんだろう?私は全然泣けなかった。映像は素晴らしいし、良く出来た映画だと思う。でも、泣けはしないだろう。
のっけから文句が出たが、どうも私の好みの映画ではないようだ。これだけお金をかけてあれだけの大作を映像化したのは瞠目に値する。何故、私は面白いと思わないのだろう?
理由を考えてみた。どうも主人公のフロドがネックらしい。弱すぎる、肉体的にも精神的にも。サムが居なければ目的地にたどり着けなかっただろう。そういう意味ではこの作品の要はサムだった気がする。ラストでもフロドは旅立ちサムはホビットの村に残る。伝説は語り部がいないと成立しない。この話の語り部はサム。しかし、あれだけ過酷な旅をしたのにサムがいい具合に太っているのは納得できない。自分の分の食料をフロドに食べさせているにもかかわらずあの体系は無理。食料を隠し持っていた可能性大。「いとしいシト」の言う事も一理ある。
後もう一つ、フロドは実はハム太郎だった。全世界2億人のロードファンに殺されそうだが、フロドとハム太郎は驚くほど似ている。まず、本人が無能。自分一人では何も出来ない。周りが助けてくれる。仕草や外見が可愛い。etc.
フロド以外にも納得がいかない点がある。
主要登場人物が死なない。死んだのはサブキャラのサブキャラ。ガンダルフアラゴルンレゴラス(エルフ)、ギムリ(ドアーフ)&ホビット3人。
これだけの戦いを潜り抜けたのに一人も死なないのはおかしい。
若しかしたら、この話は伝説でそれぞれのキャラクターは人種の象徴として描かれそれゆえに個人では無かったのではないか?
考えすぎか。
それと戦略、戦術ともに行き当たりばったり過ぎる。最後に戦いにおいては最早作戦ではなく特攻だ。あれで上手くいったのは単なる偶然のような気がする。
映画だから何でもありと考えるのはおかしい。もう少し作戦を立てて欲しかった。
多数の人がこの映画を誉めているのでひねくれて反対意見を書いてみた。