完読No.85 ソニーが危ない!-SONY10年の天国と 荻 正道 著 彩図社

doradora05112005-11-16

はっきりいって、SONYからしたら余計なお世話だ。SONYが倒産しようが再生しようが、部外者にはどうでもいい話だし。私も特別SONYファンじゃない。ウォークマンは初期の頃から持っていたし、メモリースティックタイプの携帯用オーディオプレーヤー?も買ったし、コンポもソニー製、パソコンはVAIOだった(意外なほどソニー製品を買っていた)。なんだSONYファンなんじゃない。
本書はノンフィクション。ノンフィクションにも様々な手法がある。これはレポートタイプ。
SONYの首脳陣のために外部のコンサル会社が作ったレポートみたい。思い入れや過剰な描写が無いので、読み易かった。だいぶ分厚いが、紙が厚いので読むのにそれほど時間はかからない。
SONYってこんな会社だったんだね。ここでそれについて書いても仕方が無い。興味のある方は、本書を読んでみてください。主に「ソニー・ショック」を中心に話は展開してます。
SONY限定の話だが、日本の製造業に多かれ少なかれ当てはまる部分がある。トップ人事は難しい。特にカリスマ起業家、カリスマ経営者が高度経済成長期、バブル期に活躍した会社は他人事ではないでしょう。
たまたま、この本を読んでいる時に、人事制度の説明会がありました。9時から17時まで座学。
それほど時間をかけたのに。私が頭悪いせいか、さっぱり分からない。所属会社の人事制度が分からないって・・・・。複雑だから?横文字が多いから?無意味だから?理由は不明ですが、結局未だに分からない。今後も「改革」を続けるらしいので覚えなくてもいいか。どうせ、人事制度がどうなろうか仕事のやり方は代わらないし。給料もそんなに変わらないし。
84.0