完読No.20 時生 東野圭吾 著 講談社文庫

友達の友達「泣いた」、友達「泣いた」。私は「泣いた」。
以下ネタバレ
難病に苦しむ息子、そして父親の告白。昔、息子に会ったことがある。少年の魂は時空を越え自分の父親に会いに来た。父親は母親が幼すぎたために養子に出された。それを知り悩む。育ての親との関係がこじれた後は転落人生。そんな時に「トキオ」は現われた。何とかして父親を更生させようとするトキオ(最初の方はトキオがいつか生まれる自分の子供だとは思っていない主人公)。そして父親の恋人が巻き込まれた政界を巻き込んだ賄賂事件(これは実際にあった話をベースにしてます)。恋人を取り戻そうと奮闘しつつ。実の母親の危篤の知らせに揺れる父親。結局、最後は・・・。チケットぴあに並んでいる間に読んでしまった。なので、途中は殆ど泣けなかった。ラストで泣いた。そりゃ、泣くよ。