エキサイトマッチ WOWOW 4/10放送分

doradora05112006-04-11

IBF世界ウェルター級タイトルマッチ
フロイド・メイウェザー V.S. ザブ・ジュダー
ボクシングファン注目の一戦。パウンドフォーパウンドの呼び声も高い、天才ボクサー、プリティー・ボーイ、フロイド・メイウェザー
その天才にスピードでは負けていないザブ・ジュダー。WOWOWの勝敗予想は1080弱対380弱(引き分け約80)でメイウェザーの勝ち。現地の掛け率は1対3.8でメイウェザーの勝ち。
放送席も3対1(1は浜田氏)でメイウェザーの勝ち。大体同じような予想になりました。
序盤は大方の予想を裏切りジュダー優勢。2Rのあれはスローで見るとメイウェザーのダウンでした。レフリーがダウンを取らなかった。あれがダウンなら勝負は分からなかった。中盤から終盤に賭けてはメイウェザーが優勢。らしくない固いガードと軽く当てる右と執拗なボディー攻撃がジワジワとジュダーを追い詰めました。そのせいか10R。衝撃のシーンが!なんとジュダーがローブローを!世界共通の男性最大の痛み。メイウェザーも足がガクガクしてました。スローで見ると偶然ではなく明らかに狙ってます。悪い奴だ、ジュダー。ローブロー後セコンドがリングになだれ込んできました。ジュダーはメイウェザーのセコンドを殴ってました。セコンドとSPがリング上で入り乱れてました。まさか終わりか?勿体無い。最後まで見せてくれ。テレビの前でファンは叫んだ事でしょう!何とか事態を収拾させ試合再開。直ぐにゴング。残り2ラウンド。最後まで固いガード崩さないメイウェザー。判定は予想以上の大差がつきました。3対0。メイウェザーが史上最速?の4階級制覇(S.フェザー、ライト、S.ライト、ウェルター)。次はデ・ラ・ホーヤかモズリーか?
結果は判定でしたが、息詰まる闘いでした。両者ともスピードがあるのでチョッとでも目を離すと終っている可能性がありました。振り返ると順当にメイウェザーの勝ちでしたが、紙一重の勝利だと思いました。メイウェザーは持ち味の離れてスピードで圧倒する闘いが出来ず、終始窮屈な闘いを強いられました。それだけジュダーが強敵だったのと、それを最後まで忠実にやりぬく精神力は凄い。解説席の香川氏(役者「アンフェア」篠原涼子の元旦那役。芸能界きってのボクシング通)もその精神力を誉めていました。最初からジュダーよりの浜田氏は「左が伸びるんですよ」を何度も言ってました。確かにメイウェザーが避けられなかった。しかし、試合後の両者の顔を見るとどちらのパンチが顔面を捉えていたかは一目瞭然。プリティーボーイは綺麗な顔をしていました。私は早々にこの試合を2006年の軽中量級ベスト1にします。
いやぁ〜、久しぶりにボクシングの奥の深い試合を見た。
一応、両者のプロフィール。
フロイド・メイウェザー
3階級制覇王者(WBC世界S・ライト級王者、元WBC世界ライト級王者、元WBC世界S・フェザー級王者)
29歳(1977年2月24日生)身長173cm、リーチ183cm
35戦全勝24KO
ザブ・ジュダー
IBF世界ウェルター級王者 元3団体統一世界ウェルター級王者、前WBO世界S・ライト級王者、
IBF世界S・ライト級王者
28歳(1977年10月27日生)身長170cm、リーチ183cm
38戦34勝25KO3敗1無効試合