完読No.64 ダ・ヴィンチ・レガシー ルイス・パデュー 著 集英社文庫


裏表紙

マチュアダ・ヴィンチ研究者ヴァンスは、養父が手に入れたダ・ヴィンチの手稿を調べるうち、2ページ分がすりかえられていることに気がついた。手稿の謎を追う先々で起こる殺人事件。やがて、その裏には宗教界や秘密結社がからむ闇の陰謀が明らかに。消えた手稿には、約500年の時を超え、現代の人間をも驚嘆させる”何か”が書かれていたのだ。手に汗握る展開と知的興奮が導く衝撃のクライマックス!

以下ネタバレ
中々面白かったです。よく出来たサスペンス映画みたいな感じ。展開も早いし主人公がゴタゴタに巻き込まれる展開にも無理を感じない。メインテーマの”何か”はここには書けませんが、それ自体は割りとあっさりあっさり明かされます。天才ダ・ヴィンチのあまり取り上げられない才能に関する”何か”です。宗教色はそれ程強くないので、そう言う事に安易に触れたくない人でも読めると思います。
因みにレガシー=遺産の意味で使ってます。