No.39 おいしい殺し方-A Delicious Way to Kill- シネマGAGA!

http://www.bsfuji.tv/kill/ 
1.★★★☆☆←客観的な目で見た評価
2.★★★★★←思い入れを含んだ評価
日曜日の20時15分からの回。遅いです。今日は眠いです。テレビで放送されたものを映画にしたもの。画質はテレビです。ケラさんも言ってましたが、でっかい画面でテレビを見ているような感じです。
さて、この日は映画の前にトークショーがありました。来たのは、ケラリーノ・サンドロヴィッチ真木よう子さん、長谷川朝晴。私の目当ては映画よりトークショー。そして真木よう子さん。舞台では何度か見たことがあります。恥ずかしながら大ファンです。今回は素の真木よう子さんが見れる貴重な機会なので無理して見に行きました。
席は真ん中やや後ろの席の真ん中。真木よう子さんの正面。ラッキー。真木さんは生で見ると凄い。勿論、芸能人であり、女優であるのだから綺麗なのは当たり前だが。まず、顔が小さい、背は小さいけどスタイルがいいので(細い)、舞台では大きく見える。そして、でかい。フィギュアみたいです。あんれだけ細くて、でかい。そこしか見てない訳じゃないんだけどでかい。トークショーは聞いていたのだけど、その間真木さんを見てニヤニヤしていたので、かなり変態なおやじでした。でも、それが目的だったから非常に満足でした。
一応、トークショーで話された事。映画の事はこれから見ることもあって殆ど触れませんでした。一番時間を割いたのは「下北サンディーズ」の話。ケラさんも出演しているとの事(見てないので分かりません)。当初10話の予定だったのが、視聴率が悪いので9話になったそうです。コアな人に対して発信し過ぎたみたい。それ以外には、近くのパルコ劇場で上演している(ケラさん演出)の堺雅人の話。彼が橋本じゅんに拷問?いじめ?られるところで客席から悲鳴が上がった云々。彼は熟年女性に人気がある。長谷川朝晴さんは、昔ミステリーツアーで堺さんと一緒になった時、女性の人気を二分した云々。結構、どうでもいい話が続く。真木さんは、見た目がきつそうなんですが、性格もきつそうでした。事務所は清純派で売り出そうと思っているらしい(本人談)が、無理だとケラさんに言われてました。普通の状態が機嫌悪そうに見えるので二人の男性は気を遣ってました。私はそういうところもいいと思っているの満足。
少し前に真木さんとケラさんでドラマを撮っていたんですが、お蔵入りしたそうです。真木さんはグラビアアイドルの役でビキニでコンビニへ行くシーンがあったそうです。見たい。見せてくれケラさん。言う事聞くから。
さて、変態おやじの独り言が続いたので少しは映画のことを書きます。前日もトークショーがあり、その日は主演の奥菜恵さんが来ました。彼女のこの映画で一番気に入っているシーンは、マンションの管理人と住民が小競り合いをするところだそうです。管理人は佐藤誓、住民は中村まこと。その二人がストーリーとは、ほぼ関係なく登場します。それが妙におかしい。中村さん素っ裸だし。私もこのシーンは笑えた。
以下ネタバレ
一応、ミステリーですが、コメディの方に重点が置かれています。笑えます。小劇場系が好きじゃない人も、よく知らない人も笑えると思います。笑いの量としては「1980(イチキューハチマル)」より多い。
誰が一番良かったか?奥菜恵さんも犬山犬子さんも良かったけど(真木よう子さんは別の意味でいいけど)、一番は池谷のぶえさん。彼女が登場するとそれだけで笑える。演出のせいもあるでしょうが、兎に角彼女の動きが一番笑えた。
舞台のケラさんの作品よりコメディ度が強い。ブラックさは薄れているのでそういうのが苦手な人でも楽しめると思います。褒めてばかりですが、私は凄く満足です。出演者が小劇場系の役者さんが多いので「1980」と同じく、役者を探せ!が出来ます。小劇場ファンは是非。個人的には喫茶店のマスターとその恋人?と奥菜恵さん(教師の役)の生徒のお母さん(誰なのかは見てのお楽しみ)がつぼでした。