完読No.18 神様のパズル 機本 伸司 著 ハルキ文庫


裏表紙

留年寸前の僕が担当教授から命じられたのは、不登校の女子学生・穂瑞沙羅華をゼミに参加させるようにとの無理難題だった。天才さゆえに大学側も持て余し気味という穂瑞。だが、究極の疑問「宇宙を作ることはできるのか?」をぶつけてみたところ、なんと彼女は、ゼミに現れたのだ。僕は穂瑞と同じチームで、宇宙が作れることを立証しなければならないことになるのだが・・・・。第三回小松左京賞受賞作。(解説・大森望

大森さんも絶賛。小松左京賞の選考も文句無くこの作品だったようです。作者は当時46歳。遅咲きのデビュー。
以下ネタバレ
表紙がカラフルなので間違って買う人もいるかもしれない。ライトのベルではありません。でも、難しくはありません。現代物理学の理論が全く分からなくても面白いです。なんたって主人公の綿やんも分かってないんだから。
穂瑞沙羅華の人物像は一歩間違えると、森さんの真賀田四季と同じになってしまうが、こちらはもう少々可愛げがあります。ツンデレです。映画化&ゲーム化が決定しているらしい。そんなに動きは無いと思うんだけど、どういう話にするんだろう?あっ、エヴァンゲリオンみたいにするきか?使徒エヴァンゲリオンが出てこないエヴァンゲリオン。面白くなさそうでしょ?でも面白いんです。