完読No.54 白戸修の事件簿 大倉 崇裕 著 双葉文庫   


裏表紙

どこにでもいる善良な大学生・白戸修にちおって東京の中野は鬼門である。殺人の容疑者が飛び込んできたり、ピンチヒッターで行ったバイトが違法だったり、銀行で強盗に銃を突きつけられたり・・・・。だが次々に事件を解決する彼を人は「巻き込まれ探偵」「お人よし探偵」と呼ぶようになる。小説推理新人賞受賞作を含む、ちょっと心が優しくなれる癒し系ミステリー。

以下ネタバレ
確かに癒し系ミステリーだ。元々、白戸修を探偵役としてシリーズ化するつもりは無かったみたいです。一番最初の短編では探偵と言うよりただのお人好しだしね。肩のこらない、嫌な気分にならないミステリーでした。