No.53 駅・ターミナル あうるすぽっと 

http://www.owlspot.jp/performance/071004.html
あうるすぽっとこけら落とし公演
★★★☆☆
以下ネタばれ
日曜日の昼公演。過去に何度も爆睡した鬼門。しかし、全く眠らなかった。2時間の公演で途中15分の休憩が入ったのもよかった。
お話の内容は、伊藤博文と津田梅子の話。死ぬ前から始まって、初めて出会った頃へ戻る。二人の掛け合いで、その時代の政治情勢や男女の立ち位置、更には日本の置かれた状況が浮き彫りにされる。非常にまじめな作品でした。現代のこういう情勢だからこそ、若い人に見せたい作品でした。でも、お客さんは50代、60代のおば様ばかり。名付けて「お〜ほっほ、奥様」芝居。
因みに、私は久世星佳さんを観に行きました。出演しているどの男優よりも男らしかった。流石に二十歳前の役は無理があったけど。その時代にあっては非常に生き難くあったでしょうが、凛として媚びず、そして真っ直ぐに歩いた津田梅子像を我々の前に見せてくれました。NHKの深夜ドラマでやればいいのに。