完読No.38 フロスト気質上 R・D・ウィングフィールド 著

創元推理文庫
裏表紙

ハロウィーンの夜、ゴミの山から少年の死体が発見されたのを手始めに、デントン市内で続発する難事件。連続幼児刺傷犯が罪を重ね、15歳の少女は誘拐され、謎の腐乱死体が見つかる・・・。これら事件の陣頭指揮に精を出すのは、ご存じ天下御免の仕事中毒、ジャック・フロスト警部。勝ち気な女性部長刑事を従えて、休暇返上で働く警部の雄姿をとくと見よ!大人気シリーズ第4弾。

以下ネタばれ
面白いです。複数の事件が同時多発的発生する。それをフロストが適当に操作する。あまりに忙しすぎて、集中できない。反抗的な部下や保身だけの上司、出世亡者の同僚、小賢しい犯罪者etc.忙しい時は、一つ一つを真剣にやっちゃダメなんだな。フロストが上司に怒られた時の言い訳が可笑しい。パワハラ対策の教科書になるね。さて、下巻を読むかな。