完読No.51 聖女の救済 東野 圭吾 著 文藝春秋

doradora05112008-11-17

裏表紙

男が自宅で毒殺されたとき、離婚を切り出されていたその妻には鉄壁のアリバイがあった。草薙刑事は美貌の妻に魅かれ、毒物混入方法は不明のまま。湯川が推理した真相は-虚数解。

以下ネタばれ
ドラマのガリレオを見た後だけに、イメージが固定されてしまって・・・。
もう、湯川は福山の顔しか思い浮かばない。
しかも、この作品には内海刑事も出てくる。途中で福山の歌をiPodで聞いたりする。サービスですね。作品自体は、流石、東野さんって感じ。他の作家だったら、十分に代表作になるクオリティ。彼の作品で好きなのは、白夜や悪意といった、トリックよりストーリーが面白いものが大半だが、この作品はトリックが素晴らしい。この単純明快さ。普通の頭脳では、思い付かないし、解けない。凄いや。