No.48 あらわれる、飛んでみる、いなくなる 五反田団といわきから来た女子高生 トリエヘリコプター

doradora05112008-12-15

★★★★☆
以下ネタばれ
http://www.uranus.dti.ne.jp/~gotannda/
五反田団と現役?女子高生とのコラボ。期待するなと言う方が無理。
怒涛の3日連続観劇の最後を飾る(私事ですがね)作品。
ダイヤの原石を見つけられるか?

結論を先に言うと楽しかったです。途中で少し寝てしまいましたが、これは芝居のせいではなく、私の体調のせい。
そう言えば、一番笑っていたのは、前田さんでした。女子高校生の日常をドキュメンタリーで、いや隠しカメラで見ているような感じ。
野球部の応援の打ち合わせをする女子高校生達。何かの事件のため先生が来られない。どうやら怪獣が出現したらしい。でも、彼女達の話は尽きない。応援は誰の曲をベースにするか。パヒューム?パボ?
選手の名前を入れよう。同じ名前を繰り返す一人。皆に詰問される。好きだと白状。実は、集まった人の中にその人の彼女がいたりして。一方、怪獣が出現した辺りにメル友がいる女の子。心配で仕方がない。等々、彼女達の自己中心的な会話は進む。適度な訛りが全体にユーモアを与え、何気ない会話で笑いが出る。殆ど素な感じは、五反田団の芝居にも通じるが、テクニックではなく、彼女達のそのままは、演技を超えた空間を作り出した。全ての芝居がこうだと面白くないが、たまに見ると新鮮で楽しい。前田さんの笑いがそれを証明している。