こいつは凄いぞ

WOWOWエキサイトマッチ 2月16日(月)放送分
WBC世界ウェルター級タイトルマッチ(1月17日、アメリカ、ミシシッピー州
WBC世界ウェルター級チャンピオン
アンドレ・ベルト(アメリカ、フロリダ州)
25歳(1983年9月7日生)身長174cm23戦全勝19KO
V.S.
WBA世界ウェルター級チャンピオンWBC世界ウェルター級1位
ルイス・コラーゾ(アメリカ、ニューヨーク州)
27歳(1981年4月22日生)身長175cm、リーチ183cm32戦29勝14KO3敗

WOWOWの見所
新時代の旗手ベルトのV2戦 元王者相手に問われる真価
23戦全勝(19KO)の快進撃を続けるベルトが、元WBA同級チャンピオンのコラーゾを迎えて臨む2度目の防衛戦。11対2でベルト有利と見られているカードだが、サウスポーの曲者が相手だけに楽観はできない。
ベルトは昨年6月、フロイド・メイウェザー(米)が返上したWBCタイトルをミゲール・ロドリゲス(メキシコ)と争って7回TKO勝ち、24歳の若さで戴冠を果たした。初防衛戦ではベテランのスティーブ・フォーブス(米)にやや手を焼いたが無難な判定勝ち。そのポテンシャルは高く評価されながらも、まだチャンピオンとしての総合評価は定まっていない。そうした意味では、今回のコラーゾ戦は真価が問われる一戦といえるだろう。
ベルトのボクシングの特徴はスピードとパワーの融合にあるといえよう。まだまだ完成形ではないが、潜在能力は「次世代のスーパースター候補」の名に恥じないものがある。緩急のつけ方やスタミナ配分をマスターすれば、さらにスケールの大きな選手に成長するはずだ。
挑戦者のコラーゾはアマチュアで104戦97勝7敗のレコードを残して2000年にプロデビュー。05年にホセ・アントニオ・リベラ(米)を破ってWBA世界ウェルター級タイトルを獲得した実績を持っている。翌年、2度目の防衛戦でリッキー・ハットン(英)に敗れて無冠になったが、その後もシェーン・モズリー(米)を苦しめるなど世界のトップ選手として活躍中だ。
こちらはスピーディーなサウスポーのボクサーファイター型で、動きが変則的で速いため相手にとっては厄介なタイプといえる。ハットンやモズリーが最後まで捉えきることができなかったことでも、それは証明済みといえよう。
そんな曲者にベルトがどう対処し、どんな策を講じるのか――。結果だけでなく、その内容も重要視したい。
順当ならばパワーで勝るベルトがポイントを重ね、中盤から終盤でヤマをつくるとみるが……。

試合自体は、コラーゾの老獪さによって、僅差の判定勝利になってしまったアンドレ・ベルト。
が、その能力の高さに驚いた。
試合前のダイジェストのKOシーン。
漫画以外でこんな打ち方が出来る人間がいたのか!!!と驚いた。
「はじめの一歩」に出てきたブライアン・ホークみたい。
あれは、ナジーム・ハメドをモデルにしているが、ハメドの柔軟性&強さを持った肉体。
あの体勢からアッパーが打てるなら負けないでしょう。
重心が完全に後ろにあるのに、KO出来るパンチを下から打てるんですよ。
うまく説明できないけど、こんな打ち方したボクサーを初めて見たのでビックリした。
確かにハメドも出来たんですけど。ハメドは体を反らせる事によって、相手と距離を開けて、その分の助走でパンチに強さとスピードを付加していたんですよね(適当です)。
でも、アンドレ・ベルトは、上体の力は使わずに腕の力だけでパンチが打てる。つまり、体勢に頼らないパンチ。どんな角度からでもKOパンチが打てる。
では、何故、コラーゾに苦戦したか?
出鼻をくじかれたからです。
日本語には的確な表現があるね。ただ、それだけ。
英語だとなんと言うのだろう?
ジョーさんに聞いてみよう。