No.7 エスカルゴ こゆび侍 王子小劇場

http://escargot.koyubi.chips.jp/
★★★★☆
以下ネタばれ

CAST
廣瀬友美, 佐藤みゆき, 加藤律 他

作・演出
成島秀和


かつて一世を風靡した詩人。妻と二人の子供がいる。妻は数年前からおかしくなっている。一日中風呂に入ったまま。
息子はバイトをしながら家計をやりくり?してくれていると思っていた。
娘は反抗期だが、問題無い?と思っていた。
そんな時、息子から恋人を紹介された。
彼女は、妻と似ていた・・・・・・。
娘の親友?とのあれこれ。
息子の恋人とのあれこれ。
詩人だから?
現実逃避。
かつての弟子(売れっ子詩人)との対談を期に一気に詩人を取り巻く環境は変貌を遂げる。
妄想の世界から、現実の世界へ。
生きていく気力も無くなった詩人。
最後に残ったのは・・・・。


昔の文学作品を読んでいるような気になった。
これと言ってドラマティックな展開は無いのだけれど、ジンワリと染みわたるような感じがいい。
詩人の駄目さ加減に、己の駄目さを見るような気持ちになる。
男ならだれでもそうでしょう。?
しかし、1000円とは。「キレイ」にそんな歌があったな「1000円で○○○○女・・・・♪」
そして、500万円・・・・・。無理。でも、無理するかもしれない。
相手が佐藤みゆきさんだもの。
ファンだからと言って、もう一度観に行くのは、下心があり過ぎだろうか?

全くの私見だが、私はこのお芝居を評価する。
なぜなら、体感時間が実際の上演時間(1時間50分)より短く感じたからだ。
その世界観に同調している証拠だろう。
佐藤みゆきさん目当てで観に行ったが、劇団自体もよい。

詩人の妻役の女優さんがいい。
手元に資料が無いので、名前などは不明。
客演みたい。
追記
浅野千鶴さん(味わい堂々)です。


追伸
前から気になっているんですが、なんで、お芝居の途中でダンスが入るんでしょう?
小劇場系の劇団に多い展開。
ミュージカルでもないのに唐突に始まる。


一つ考えたのは、出演者の体をほぐすためにやる。
出演前に体をほぐしても、実際の舞台の上の緊張感とは異なる。
実際の舞台の上で体をほぐしたい。
でも、整理体操では不自然。
まぁ、ダンスも不自然だけどね。
いつか聞いてみよう。