完読No.6 食堂かたつむり 小川 糸 著 ポプラ文庫

裏表紙

同棲していた恋人にすべてを持ち去られ、恋と同時にあまりにも多くのものを失った衝撃から、倫子はさらに声をも失う。
山あいのふるさとに戻った倫子は、小さな食堂を始める。
それは、一日一組のお客様だけをもてなす、決まったメニューのない食堂だった。巻末に番外編収録。

あまり、こういったタイプの本は読まないのだが、何故か手にとって買ってしまった。
本が、読んでぇ〜と言っているような気がしたのだ。

結果。

読んで良かった。

いい事ばかりじゃないが、それに向かう主人公の姿に共感を感じた。

料理をしたくなった。
それを人に食べてもらいたくなった。
そして、美味しいと感じてほしくなった。
先ずは、自分の料理を好きになる事から始めよう。