「恋の門」羽生生純著 漫画

大好きな脚本家&演出家の松尾スズキ氏がこの作品の映画監督をするので原作を読んでみた。
大きな誤解があった。この作品は2巻で終わりではなかった。続きがある。
さて、中身。芝居での松尾氏はこういった恋愛物は、扱っていないと思う。
特に特定の男女がクローズアップされた恋愛物は多分皆無。全ての作品を観たわけではないが今まで観た作品には無い。
しかし、非常に松尾氏が好きそうな題材だ。恐らく大人計画松尾スズキ主宰)のファンであれば、殆ど何の抵抗も無く受け入れられると思う。
私はどうだろう?正直、巻末等に書かれているほどには評価出来ない。単純に面白いと思わなかった。これから先の展開によって評価が変わるかもしれないが、今のところはそれほど評価は高くない。単に私の好みの問題だと思う。私は基本的に恋愛物が好きではない。サイドストーリーとして展開されるのは良いが、メインテーマとなると好きではない。
2次元上で疑似体験するのに恋愛ほど不適切なものは無いと思っている。なぜなら恋愛なら今自分がいる世界で体験できるからだ。勿論、私はヨン様(広義の恋愛物としてテレビドラマも加えたとして)ではないし、現実に刺激的な恋愛をしているわけではない。但し、それは絶対に出来ないものではなくたまたましていないだけである。
では、2次元上で疑似体験として何がいいのか?それは現実には絶対にありえない体験。
例えば極端な例を挙げると「北斗の拳」あれはありえない。北斗神拳は一生稽古しても会得できないし、先ずは第三次世界大戦が勃発しばくてはいけない。
恋の門」の話をするつもりが、「恋愛物」否定論に進んでしまった。
別に「冬ソナ」がどうのこうの言う訳ではない。第一見た事無いし。大分前からだが、日本のテレビドラマの多数が、恋愛物で、尚且つ面白くない。実は、そちらの事を言いたかった。
支離滅裂になってしまった。