完読No.63 あきらめのよい相談者 剣持鷹士 著 創元推理文庫

第一回創元推理短編賞受賞作品

開業を夢見る若き弁護士の僕は法律事務所に勤めている。人の数だけドラマがある、ましてや弁護士に持ち込むのだから、というわけでもなかろうが、ともすれば理解に苦しむ依頼にぶつかる。
こういう場合に重宝なのあ友人のコーキで、彼の端倪すべからざる推理力には高校時代から舌を巻くばかり。
あきらめがいいんだが悪いんだか判然としない客のことも、飲みながら話すうちに・・・・・!

安楽椅子探偵物。