プテラノドン DVD


3wayamaさんがブログに書いていたのでつられて借りてみました。3wayamaさんの名誉のために申し上げますが、決して勧められた訳じゃありません。どちらかと言うとやめた方がいいと言われました。
さて、私の感想。3wayamaさんの言うとおり、見なきゃ良かった。くだらない映画は数多くありますが、その下らなさ加減がいい映画もあります。以前、会社の同僚と「つまらない映画を見る会」を作っていた私としてはそういう映画には理解があるつもりです。しかし、この映画はちょっと違います。敢えて完全にネタばらして書きます。
論文を書かないと首になってしまう教授(古生物研究)と教え子たち。火山が活性化して古代に戻ってしまったトルコ国境近く。オープニングは洞窟に卵がごろごろ転がってきて中から翼竜が生まれてくるシーンです。時間的な説明は無く、いきなり人を襲う翼竜プテラノドン)。その後は何故かアメリカ特殊部隊の話しになります。極秘裏な任務のためにトルコに侵入した小隊。テロリストを生け捕りにする任務らしい(詳しい説明は殆どありません)。一方、教授はやる気の無いのやオタクやら宇宙人が目当てな奴だとか教授に惚れている女性やら、問題ありげな学生を連れて奥地に入ります。皆役立たず。でも、調査の費用をその学生達の親から調達した手前我慢するしかない。一人頼りがいがある学生がいますが、彼女は教授に惚れていて、でも教授は恐竜のことしか頭に無く、そのせいでギクシャク。野営地を決めて休む一行。何故か近くの湖で泳ぎだす女性。わがままなキャラクター。一応、お約束のセクシーシーン(ホラー映画にはつきもの)。泳いでいるといきなりプテラノドンが襲ってきます。何とか逃げるものの途中であった男子学生に「凄い胸してる」と言われ逆上。結局、その男子学生が最初の犠牲者。
ストーリーを書くのも疲れたのではしょります。結局、アメリカの特殊部隊と合流した教授達が、プテラノドンから逃げるという展開。しかし、プテラノドンは強くて、次々と犠牲者が出ました。途中、教授に惚れている女性が餌としてさらわれ、それを教条が救いに行くという展開になります。その過程で教授と女性以外は全員死亡。それなのに二人はチューしてました。途中までは邪険にしていた教授もこの時点では女性に惚れてます。なんなんだ。大体、羊小屋に残された女性兵士と学生はどうしたんだ!何故、何も無かったかのごとく終わるんだ。気になるじゃないか。しかも、あのラストシーンはなんだ!T-REXまで生まれているぞ。しかも、大きく育っているぞ!
と、へたくそな説明のせいでいまいち話が分からないと思いますが、プテラノドンは凶暴で強いって話でした。サイドストーリーは平凡だし。吹き替えは下手だし。俳優は誰一人知らないし。唯一楽しみにしていたセクシーシーンもあれじゃ・・・お父さんは許しません。デカイだけじゃないか!そして最大の難点はプテラノドン。強すぎます。飛んできてすれ違うと人間の体が真っ二つになります。自動小銃では落ちてきません。小型追跡装備付きミサイルで漸くやっつけられる。それさえも時々よけてました。数も結構います。あんなに増えるまで誰も気が付かないなんてありえない。
色々文句を書いたらすっきりしました。こういう映画のいい所は、遠慮無く文句が書けるところですかね。ファンがいないだろうからクレームも来ないでしょう。