No.46 エンジョイ チェルフィッチュ 新国立劇場

★★★★☆
http://chelfitsch.net/enjoy.html
宮沢章夫さんの本(http://d.hatena.ne.jp/doradora0511/20061123)で取り上げていたので観にいく事に。たまたま、前作(「三月の5日間」)がBSで放送されたので予習してからの観劇。予習しておいて良かったです。前情報無しに観ていたら、戸惑ったでしょう。
さて、どんな芝居だったか?いつも通り、粗筋は書きません。
それではまずは、舞台の感じから話したいと思います。その前に、私が座った席のことから。あっ、舞台の感じは後で書きます。私の友人の加藤君の話なんですけど、彼がチェルフィッチュの「三月の5日間(http://d.hatena.ne.jp/doradora0511/20061212)」を観に行った話からしないと駄目ですね。でも、それをすると長いので今回はそれは省きます。小川さんって女性がいて、その小川さんというのは、僕らが、この僕らって言うのは新宿の漫画喫茶でバイトしている仲間なんですけど。なんか、3人ヒトくくりにされることが多くて、休憩室に僕らがいると、他のバイトは入ってこない、みたいな、感じがある。でも、小川さんは、平気で入ってくる。そんな感じの女性。その小川さんが、僕らの一人と付き合っていて、・・
まったく伝わらないと思いますが、こんな感じのお芝居です。そうそう席の話。Cの1列1番。舞台装置は中央に子供プールみたいな傾斜のあるくぼみ?まぁ、正に子供プールな感じ。登場人物がそこをツルツルしながら動いてました。ツルツルしてない人もいて、これは何か意味のある行動なんだろうな、と鈍感は私でも思いました。
この席は、1幕の殆どの部分が左斜め前の観客で観えません。これは、芝居の内容に関係なく、困った。まったく役者が見えないのは困る。ラジオか!
登場人物は、必ずしも名前が明確ではなく、ある人とある人が会話をしている場面でも、最初にAさんだと思っていた人が、急にBさんになり、話の相手がAさんになったり。集中してないと、置いていかれます。私も数分気を抜いたら後の展開で混乱しました。結局、何が言いたいのか良くわからないと思いますが、どうこう説明できる芝居ではないことだけは、分かって下さい。そもそも、あれは芝居だったのか?
でも、『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞してます。
岸田國士さんは、先日お亡くなりになった、岸田今日子さんの父親です。演劇ファンの間ではムーミンパパと呼ばれております(嘘ですからね。通報しないように。)
きちんとした感想は↓この辺を見てください。
http://www.u-ench.com/fuji2/index.html(12月18日、12月20日辺りを読めば分かります)尤も、宮沢さんは「エンジョイ」を失敗作と言ってますけどね。真意はブログを読めば分かると思います。