No.35 衛星都市へのサウダージ ヨーロッパ企画 シアタートップス

http://www.europe-kikaku.com/
★★★☆☆
以下ネタバレ
星は3つ半です。評判が今一だったので、それ程、期待しないで観に行きました。結果的には、それが良かったのか、楽しめました。
ストーリーはあって無いような感じでした。その場面場面を楽しむ感じ。映像の使い方も良かったです。本人に語らせると間延びするし、説明台詞になってしまう。映像で見せられると一瞬だけどその人のキャラクターが感じ取れる。それが、演劇技術的にどうかと言うことは、あまり関係が無い。今回はこの方法を使っただけ。
これで、2000年にヨーロッパ企画が上演した、3本の作品の再演企画は終了。3本とも観て、色んなパターンをやっているんだな、と言う印象。これは私の個人的な感想ですが、ヨーロッパ企画の芝居は、部室の会話演劇だと思う。
そのままずばりの「サマータイムマシン・・・」は当然として、「冬のユリゲラー」も一つの空間で集まった人々が、生産性の無い(それ自体に意味は無い)会話で話が進む。部室で話す事ってそんな感じでしょ?だから。
まぁ、それはどうでもいいんですけどね。
これで、ヨーロッパ企画の舞台は5本観た事になる。顔は大分覚えた。が、俳優の名前を一人も覚えてない。信じられない。物理学者役の女性は可愛いからそれぐらい名前を覚えよう。松田暢子さん。はい覚えましたね。
追記
この作品で一番笑ったのは、「ワープ」の場面。男達の動きが妙に可笑しい。女性は何も感じない所が余計に可笑しい。あと、猫が可愛かった。そして、副船長。あれは卑怯ですけど、存在感がありました。