No.39 ジーザス・クライスト=スーパースター 劇団四季 四季劇場秋

http://www.shiki.gr.jp/applause/jesus/index.html
★★★☆☆
友達に誘われて観に行きました。色々な意味で楽しみでした。席は丁度真ん中辺り、舞台が斜めなのでこの辺りが一番見やすい。多謝。
キャスト
ジーザス・クライスト:柳瀬大輔
イスカリオテのユダ:金森勝
マグダラのマリア:高木美果
・シモン:神崎翔馬
・ペテロ:飯田洋輔
・ピラト:村俊英
ヘロデ王下村尊則
以下ネタバレ
さて、観る前は、色々突っ込みを入れようと思ってました。でも、終演後に友達に話を聞いてその内の幾つかは私の知識不足が原因なのでカット。
・脚本:これはこのままでよし。史実に準じている。これに突っ込む事はキリスト教徒に喧嘩を売ることになるのでパス。逆に言えば、その部分では興味をひかれる事は無かった。
・音楽:最高(友達の受け売り)。私は「ジーザス=スター」の曲だけ耳に残った。
・役者
ジーザス:頑張っていたと思います。イエスの聖人性が出でいたと思います。若干、綺麗に演じすぎた感もありました。
マグダラのマリア:う〜ん、批判は覚悟して。あまり良くなかった。単に好みの問題かも。役者の問題ではなくキャスティングの問題かな。
・ユダ:彼もよくやってました。第二の主役なので責任重大。ある意味イエスの出来よりこの芝居の命運を握っている。その意味では星4つ。
ヘロデ王:この役大好き。あまりにもへんてこりんな格好で登場した(ドリフのカミナリコントの様な格好)ので、爆笑しそうになったが、いやこれには四季的な意味があるはずだと思い、我慢した。後で聞いたらあそこは元の芝居もああいう演出で、笑うとこらしかった。残念。歌はこの人が一番うまかった。
・演出:微妙。星3つの理由がここ。ジャポネスクバージョン的な演出が、随所に入っている。でも、小手先感が否めない(世界の浅利さんになんという暴言!)。小道具や音楽、衣裳をジャポネスクにしている。それは正しい。でも、構造もジャポネスクにしないと意味無いと思う。ストーリーはそのままでいいけど、登場人物を日本の神話時代の人物にしたり(スサノオ卑弥呼等)して。もともとがキリスト礼賛だから仕方ないけどね。日本人の基本宗教はキリスト経じゃないから・・。だから演出的には目新しい所はない(おっ、喧嘩を売ってしまった。)。
・歌:根本的に違っていたと思う。この作品はロック魂が必要なのに、オペラチックに歌っていた(偉そうに書いてますが、友達の受け売りです。)。
・総評:材料はいいのだが、調理が・・・。
四季ファンの人ごめんなさい。他の作品も観て勉強します。
追記
エスが十字架にかけられた時、顔が白塗りで体はそのままでした。出来れば体も白塗りにしてほしかった。そうすれば、ひょうきん族のあの人にそっくりだったのに・・・・。ごめんなさい。