No.31 新説・多い日も安心 柿喰う客 第14回公演 吉祥寺シアター

★★★★★
以下ネタばれ
はじめに、深谷由梨香さんは、化物女優だ。勿論いい意味でですよ。
話は、中国の春秋戦国時代末期から始まる。その時代のナンバーワンA○女優・サラサーティ。
彼女のファンを中心に組織が出来る。最初は村、町、市・・・・・。そして、戦国時代に一国家が誕生。
ソフト・シン・デマンド(女性に分かるのか?)。彼らは、サラサーティのA○を撮影してリリースする。
男達は、サラサーティから離れられない。
その活動範囲は広がり。いつしか、ソフト・シン・デマンドは中国を統一。
サラサーティをなんと呼ぼう!!!みなで考える。
三皇五帝から皇帝と名付けよう。ちょっとあれな感じ。では、始皇帝は?気に入った。でも、A○女優には合わない?
いえいえ、しこうてい→シコッテイ→シコッテ♪まさにぴったりなネーミング。
こうして、始皇帝の時代が始まる。
先ずは、自分以外のA○ビデオとエ○本を全て焼き払う:焚書
自分以外のA○女優(2人を残して)を殺す:坑女
外部のA○ビデオが国に入らないように城壁を作る:万里の長城
等など。この辺までで4分の1ぐらい。
壮大にくだらない話になりそうな予感。
あとは観てのお楽しみ。
先程も褒めましたが、この作品で一番目立つのは、深谷由梨香さん。主人公・始皇帝サラサーティ役です。
傍若無人に暴れまわります。チャイナドレスがセクシーです。あと、相変わらず肌が綺麗(女性はあまり知らないかもしれませんが、売れっ子A○女優は、お肌が綺麗です。彼氏にでも聞いてみてください。)。
他にも玉置玲央さん。恒例のTバックは健在。下半身タイガース役で登場。カンフーパンダの適役を意識したのかな?今回は、相棒もいたので、女性ファンには目の保養になったでしょう。
そして、七味まゆ味さん。侍従長・セデスと神の2役。セデスの深い人物像造形がラストに効いてきます。サラサーティとの関係がいい。そして神。目の保養になりました。
あと、佐藤みゆきさん。A○女優・ウィスパー役。レ○や3○や乱○の時に必要だと言う事で、生かされた女優の一人。サラサーティと因縁がある。上手く取り入って生き延びる。後にサラサーティの娘の養育係となる。
色々とあるんですが、ストーリーを追うと面倒なのでこの辺で終わり。
厳しい事を言う人もいるようです(私は基本的に褒める事にしてます。褒められない所は、触れない。)が、私は楽しみました。もう少し、歴史的な展開があっても良かったと思いますが、それだと2時間弱では終わらない。柿喰う客の作品の中では、好きな作品。暫く、新作が無いようなので、客演と七味まゆ味さんの一人芝居をチェックですね。