No.2 パイパー 野田地図 Bunkamuraシアターコクーン

★★★★★
以下ネタばれ
http://www.nodamap.com/en/piper/#繧キ繝シ繝ウ_1

観る前は、一抹の不安があったんですよ。
ネットでの評判は今一だし。
先に観ていた後輩も、「キル」の方が面白かったと言っていたし。


しかし、そんな不安は消し飛びました。
確かに、今までの作品より面白くなかったかもしれない。
感動したり、涙を流す事も無い作品かもしれない。


が、これは傑作です。
今は、分からないかもしれない。
今は、評価が低いかもしれない。

が、これは傑作です。
一、個人ブログで絶賛してもしなくても、観客動員には影響無いし、評価にも影響無い。

が、これは傑作です。
昨日、劇場から帰る途中。
何と書こうかと、色々と言葉を選んでみました。

が、これは傑作です。
これ以外、言葉が見付けられなかった。

2月末、もう一回観に行きたいです。
いや、あと、2回観てもいい。

映像では、これは分からない。

目から情報を入れ、鎖骨(観た人には分かる)でうけとめる。
そういうお芝居でした。

一応、感想らしき分析もどき。
松たか子さんと宮沢りえさんが当初、配役が逆だった、なんて話を聞きましたが、それは嘘ですね。
本人(野田さん)が言っていたとしても、それは嘘ですね。
姉・宮沢りえ、妹&母・松たか子、以外の配役は考えられない。
橋爪功さん:私のつたない分析によると、この物語は、橋爪さんのワタナベの物語である。そう考えると、見える景色も違ってくる?
大倉浩二さん:立派になって(笑)天才少年・キム役。底抜けのバカ役が似合う彼にこの役をやらせるあたり、野田さんのこの作品に対する意気込みが感じられた。これに関しては、橋爪さん以外のすべての配役に当てはまるけど。
北村有起哉さん:観るたびに成長していると感じる。
小松和重さん:すっかり、小劇場を背負っている一人になってしまった。サモアリの頃のアドリブ何だかわからない演技が、もう一度観たい。
田中哲司さん:いいよね。この人は絶対もてるだろうな、と思える。女性なら惚れている。ただ、今回はそういう部分は一切無しでやってました。
佐藤江梨子さん:ワタナベを色気でたらし込む役。キムの母親。相変わらずスタイルがいいです。目のやり場に困る。いや、目がくぎ付け。
野田秀樹さん:いつもと違う。それがこの作品の唯一と言っていいほどの特長。
コンドルズ:こんな贅沢なコンドルの使い方が、かつてあっただろうか?カーテンコールの時。チューブが輪になって隣の人とつながっているのを見逃さないよ。
群舞から。
七味さん、深谷さん。眼を皿のようにして、やっと見付けました。

後は、何か思いついたら追加します。