完読No.41 せつないいきもの―牧場智久の雑役 竹本 健治 著 カッパ・ノベルス

裏表紙

武藤類子は明峰寺学園高校の二年生。
剣道部のエースにして、学園の有名人だ。
それには理由がある。
自身の才覚もさることながら、彼女は史上最年少で本因坊に就いたプロの囲碁棋士・牧場智久の恋人で、一部でカリスマ的な人気を誇るミュージシャン・速水果月の想い人なのだ。
しかも、彼女は不思議な事件に遭遇する奇縁も持ち合わせていた…。
賑やかな日常の狭間で、類子は孤独で歪んだ魂の軋みを聞く。
鮮烈な陰影に満ちた青春本格推理の傑作。

以下ネタばれ
牧場智久と言えば、ゲーム3部作の主人公。既に、古典だよね。この本は、彼の彼女が主人公の話。ライトノベル的。別にいいんだけど。重苦しい作品でもいいよ。「匣の中の失楽」みたいな本を読みたいです。