No.19 悪趣味 柿喰う客 シアタートラム

★★★★☆

総勢26名。
柿らしい、ハチャメチャでいて、破綻していない、それでいてエロティックで、スピーディーで、ホラーで、ミステリアスな舞台。

一応出演者一覧
■出演
七味まゆ味:涙目震江(ナミダメフルエ/女子大生)
コロ:綾町獲利子(アヤマチエリコ/綾町家・母)
玉置玲央:夜盗蛾幼蝉(ヤトウガヨウゼン/町医者)
深谷由梨香:綾町狩奈(アヤマチカリナ/綾町家・長女)
村上誠基:死納崎リスカ(シノザキリスカ/自殺未遂女)
本郷剛史:綾町猟太郎(アヤマチリョウタロウ/綾町家・長男)
高木エルム:伊刃里無垢郎(イバリムクロウ/ゾンビの村長)
中屋敷法仁:貴志本諭(キシモトサトシ/家庭教師・ゲイ)
(以上、柿喰う客)

梨澤慧以子:盛ヶ月はら美(サカリガツキハラミ/メイド)
國重直也:綾町猟次郎(アヤマチリョウジロウ/綾町家・次男)
片桐はづき:ぼたん丸(ボタンマル/こども)キューリ夫人
須貝英(箱庭円舞曲):川尻武光(カワジリタケミツ/河童)
齋藤陽介(ひょっとこ乱舞):得手猿彦(エテサルヒコ/不良・金属バット)
野元準也(ビビプロ):日本一郎(ヒノモトイチロウ/青年団員)ダンサーJ(グラサン)ほか
出来本泰史(劇団Seven Stars):マスクの男
高見靖二(チャリT企画):種巻オシ兵衛(タネマキオシベエ/霧田村青年団長)

佐野功:銃平(ジュウベイ/不良・猟銃)
浅見臣樹:下賀井(シタガイ/巡査)
永島敬三:恐本恐介(キョウモトキョウスケ/大学教授)
佐賀モトキ:鎌造(カマゾウ/不良・鎌)
伊藤淳二:歌賀井(ウタガイ/警部)鉢賀井(ハチガイ/警部)暗黒呪術師 中絶マン ほか
川口聡:鎌造の母 河童の研究員 ほか
瀬尾卓也:斧吉(オノキチ/不良・斧)河童の父 ほか
柳沢尚美:高野(タカノ/看護婦)ほか
熊谷有芳:駄犬 刀持ち 河童の妻 ほか

渡邊安理(演劇集団キャラメルボックス):耳鼻木ヨネ(ジビキヨネ/車椅子のババア)


ストーリーは、公演中につきカット。
気になった俳優さん方。

柿の面々は皆さんよいです。
その中でも一番の印象を残したのは、村上さん、最前列で観たので、赤パンが夢に出そうです。
中屋敷さんのゲイって設定は、違和感が無さ過ぎて・・・・。

梨澤慧以子さんは、終始目を楽しませてくれました。どう考えてもメイドというのは、中屋敷さんの趣味でしょ。いい趣味です。
片桐はづきさん、あの演技があんな伏線になるとは・・・・。うまい。
須貝英さん、河童で一本作ってあげてください。
永島敬三さん、劇中で主役と言ってました。確かに主役です。いい役者さんです。あんな落ちが用意されていたとは・・・・。
柳沢尚美さん、理不尽な扱いでしたが、いい味出してました。単に太股が好きなだけという噂もあります。いいだろ。それぐらい楽しんでも。
中屋敷さんとは、そっち方面の趣味が合うんですよ。
渡邊安理さん、流石、キャラメルボックス。出ていいのか?

観ないと分からない記事でした。
色々と感想はあると思いますが、私は満足でした。
特に、普段の柿とは一味違うところを見せつつ、しかもそれはけっして無理をした訳じゃなくて、敢えて、凝縮させつつ(普段の柿は解放だと思う。今回は逆。)、随所で遊びも取り入れ(コントの回数はもう少し少なくても良かったかな?)、柿らしさを失わずに新しい事にも挑戦させた。結果。
評価はあくまで結果からしか導く事は出来ない。
でも、ファンとしては過程を観れる事に喜びを感じたい。
駄目な時もあるけど、その先には更なるよろこびがある。はず。きっと。あるよね?