完読No.35 賢者はベンチで思索する 文春文庫

裏表紙

ファミレスでバイトしているフリーターの久里子。
常連にはいつも同じ窓際の席で何時間も粘る国枝という名の老人がいた。
近所で毒入りの犬のえさがまかれる事件が連続して起こり、久里子の愛犬アンも誤ってその餌を食べてしまう。
犯人は一体誰なのか?
事件解決に乗り出したのは、意外なことに国枝老人だった。解説・柴田よしき

第一章
ファミレスの老人は公園で賢者になる
第二章
ありがたくない神様
第三章
その人の背負ったもの

連作短編。
第二弾が平積みされていて、手に取ったけど、続編なのが分かり、先にこちらを読む。
解説の柴田よしきさんの熱の入りっぷりが納得できる出来でした。
間に1冊入れて続編も買います。