WOWOWエキサイトマッチ 11/21放送分

☆<ヘビー級10回戦>ウラディミール・クリチコ VS ダバリル・ウィリアムソン
現在のヘビー級ボクサーの中で最も能力が高いのがウラディミール・クリチコと言われている。
身長があり、スピードがあり、攻撃力も防御力もある。そして外見(顔も肉体も)もいい。
ほぼパーフェクトである。しかし、前々回、前回の敗戦で一気に姿を消しそうな危機に陥っている。そんな彼にとって無様な戦いは見せられない試合。相手のダバリル・ウィリアムソンにとっては逆に勝ってランクを一気に駆け上がりたいところ。
序盤はクリチコのペースで進む。そして4R、開始1分弱。クリチコがパンチを出した後やや体勢が崩れた、カウンター気味にダバリル・ウィリアムソンのパンチが顔面にヒット。クリチコダウン。場内騒然。肉体的なダメージは殆ど無さそうだったが、精神的なダメージは大きかった。かなりバタバタと攻撃していた。そして5R開始のゴング。4Rのダウンのショックからやや立ち直り、積極的に攻めるクリチコ。5R終了間際にバッティングがあった。そして傷が深かったために故意でないバッティングにより続行不能。判定へ。4Rのダウンがあるのでクリチコ危うし。
結果はスプリットディシジョン。49対46が二人、48対47が一人。クリチコ薄氷の勝利。
う〜ん。かなり期待外れでした。あのダウンは出会い頭のようなものなでそれ程問題にはならないと思う。しかし、その後の闘いが動揺まる出しだった。その辺が今後の課題。解説の浜田氏は、心配ないような事を言ってました。もう一人の解説者、ジョー小泉氏は敢えてか?触れなかった。
その他の試合では、ジェフ・レイシーが印象的でした。顔もファイティングスタイルもあのM.タイソンにそっくりです。ニックネームはレフトフック。シドニーオリンピック出場者(アメリカの)の中で初のチャンピオン。今後が楽しみです。
来週は<WBC世界スーパー・フェザー級タイトルマッチ>エリック・モラレス VS マルコ・アントニオ・バレラが放送。1勝1敗で迎えた対戦。楽しみです。両者のベストウェイトはS.フェザーとS.バンダム。その点でエリック・モラレスがやや有利か?しかし、マルコ・アントニオ・バレラは不利を承知で戦いに挑む。その心意気を買いたい。