カンフーハッスル 試写会 東京厚生年金会館

1.★★★☆☆←客観的な目で見た評価
2.★★★★★←思い入れを含んだ評価
面白れぇ〜。
この映画についてこれ以上語る事無し。

以下ネタバレ。
でも、少し書きます。
どうしても比べてしまうのが前作の「小林サッカー」。映画的には「小林サッカー」の方が良く出来てました。が、バカバカしさは「カンフーハッスル」の方が上でした。
多少えぐいシーンがありますが、子供でも楽しめると思います。会場には小学生も数人来てました。彼らもケラケラ笑う声が頻繁に聞こえてきました。
それにしても、こんな映画を真剣に作るチャウ・シンチーの頭の中身はどうなっているのだろう?主演のチャウ・シンチーが最後の十数分まで全く活躍しないので、彼のディープなファンには物足りないかもしれない。
功夫の達人達が繰り広げる戦いはかなり本格的。アクション指導はユエン・ウーピン(「グリーン・ディスティニー」「マトリック」)と我が父サモハン・キンポー。80年代の香港映画の匂いがするのは彼のせい?
変に人間関係の説明に時間をかけないのがいい。主人公は町のチンピラ、シン(チャウ・シンチー)。でも、彼の心中の苦悩や生い立ち、潜在能力はさらっと触れただけ。シンの仲間のデブや幼馴染の女の子との関係もさらり。各々の達人達もいきなり出てきて戦う。
でも、話は分かります。単純なストーリーだから当たり前なのかもしれないが、単純なストーリーなのに最後まで引っ張るのは意外に脚本がいいのかも。
シンの幼馴染の女の子は結構好み。でも、あんな商売をしていてあんなに肌が綺麗っておかしい。もう少し薄汚れている筈。
兎に角、頭を使わない映画なのでストレスが溜まっている人にはお勧め。
そしてかつて香港アクション映画が好きだった人にもお勧め。
昨今の中国系アクション映画(「グリーン・ディスティニー」「HERO」)に不満を持っている人にもお勧め。
ワイヤーアクションが嫌いな人にもお勧め。最早、ワイヤーでもあそこまでは釣り上げられませんから。
最後に原題は「功夫」です。「カンフー・ハッスル」は例のハッスルからつけたのかと思いきや、英語原題がそうでした。

会場に入る際に持ち物チェックがありました。海賊版による被害を防ぐためだそうです。
冒頭、チャウ・シンチーがその事の説明をしてました。