No.1ふたりにクギづけ シブヤ・シネマ・ソサエティ

1.★★★★☆←客観的な目で見た評価
2.★★★★★←思い入れを含んだ評価
M氏が見に行くと言うので一緒に付いて行った。見た後の会合が主目的だったので映画の事前情報は皆無に等しかった。『メリーに首ったけ』のファレリー兄弟の最新作と言う事ぐらい。
かなり面白かった。元々アメリカンコメディは大好きなのでこの作品はドンピシャです。期待して見に行く映画もいいけど全くノーマークの作品が面白いと嬉しいです。
ストーリーはこんな感じ。
結合双生児(お互いが腰の部分でくっついている。シャム双生児。←差別用語らしいので以下は結合双生児)のボブ(マット・デイモン)とウォルト(グレッグ・キニア)の話。
この設定を思いついた次点でファレリー兄弟の勝ち。
当たり前だけど生まれた時から一心同体。性格は全然違うが、お互いの事を大事に思っている仲の良い兄弟。
二人とも地元の人気者。結合双生児をハンデではなく個性として活かし様々な分野で活躍。特にスポーツの分野では目覚しい活躍。アイスホッケー、ボクシング、アメリカンフットボール、ベースボール。活躍のシーンは笑えるので敢えて書きません。
オーナーであるハンバーガーショップで働く日々。
毎年恒例の兄ウォルトの1人芝居も終った数日後。
ハリウッドに行き俳優になりたい。ウォルトの突然の告白に戸惑うボブ。少々の口論の末ハリウッドへ。後はアメリカンコメディ的なドタバタ&出会いと別れ。
そして・・・・。
敢えて山場には触れずに。下手な説明は無用。見て損はしません。
映画館が分かりにくいのとトイレが変な場所にあるので注意。
蛇足ですが、エンドロールの時に帰らないで下さい。最後まできっちり見るとこの作品がどういう意図で作られたのか分かります。本編は沢山の笑いにちょっぴりの涙。でも、最後の最後まで見るとボロボロ泣けます。
hpや紹介文を読めば分かる事ですが、某有名映画人が重要な役で出演してます。この内容で出演者も豪華、なのに日本では渋谷と大阪(第七藝術劇場)の
2館だけの上映。勿体無い。少なくとも興行収入上位にいる「エイリアンVS. プレデター」より何倍も面白い映画でした。
M氏に感謝。