No.33 2番目のキス アミューズCQN(シアター3)指定E-04(サービスデー1000円) 

1.★★★★☆←客観的な目で見た評価
2.★★★★☆←思い入れを含んだ評価
http://www.theatres.co.jp/nibanmenokiss/
yahooの解説

英国の人気作家、ニック・ホーンビィのベストセラー・エッセイ「ぼくのプレミア・ライフ」を基にしたラブ・コメディ。誰もが避けて通れない恋の駆け引きを魅力たっぷりに描く。気立てのいいヒロインを演じるのは、『チャーリーズ・エンジェル』シリーズのドリュー・バリモア。『TAXI NY』のジミー・ファロンが野球となると人が変わる恋人役を熱演している。人はどこまで相手を受け入れられるのかが試される究極の一本。

ファレリー兄弟の映画は「メリーに首ったけ」「愛しのローズマリー」「ふたりにクギづけ」に続いて4本目。一番見やすかったです。極端な人物設定が無いので、初めてファレリー兄弟の映画を見る人にもお勧め。しかし、この映画、現在日本ではここでしか上映されてません。もう少し館数増やしてあげて。
因みに水曜日はレディースデイですが、この映画館は男性も1000円です。嬉しいですね。この映画とは全く関係ありませんが、隣の映画館で「ゆれる(オダギリジョー主演)」がやってました。私が映画館に着いた時点(6時15分ごろ)で立見席まで売り切れでした。そこら辺で女性のため息が聞かれました。人気あるんですね。
映画自体はそのまんまラブストーリーです。出会いと別れとハッピーエンド。基本的にコメディなので強烈な状況はありません。二人とも人間的にいい奴なので見ている側も「上手くいって欲しい」的な暖かい眼差しになれます。恋人同士で行っても、一人で行っても、恋人にしたい人と行っても、友達と行っても楽しめる作品です。
見に行くならレッドソックスについて軽く勉強してから行くと少し余計に楽しめます。特に「ビル・バックナー一塁手の「史上最悪のトンネル」とも呼ばれるエラー」と「バンビーノの呪い」は知っておくといい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%BD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9
「愛しのローズマリー」「ふたりにクギづけ」は外見じゃないよ中身だよな映画でしたが、「2番目のキス」は人の趣味はそれぞれだけどそれを受け入れられる懐の深さも必要って映画。
2004年に86年ぶりの優勝を遂げたレッドソックス。それからこの映画の脚本を書いたんでしょうね(元々のイメージはあったにせよ)。その割りによく出来てます。
ドリュー・バリモアも上昇志向のキャリアウーマンをごくごく普通の女性チックに演じて好印象。あまり好きな女優さんじゃなかったけどこの映画の役は可愛いです。ジミー・ファロン。『TAXI NY』の時もなんとなく気になるタイプの俳優でした。この映画でも「あ〜あの映画に出てた人ね」的な印象を残します。こういう役を演じさせると見事です。
最後に原題「フィーバー ピッチ」。それが何故「2番目のキス」?