活躍の理由

Number634号 猛虎の魂。伝説を継ぐものたち
藤川球児
「あの夜からすべては始まった」
あの夜とは、http://d.hatena.ne.jp/doradora0511/20050422でも触れた清原と対決した夜。
「10―2で、2死満塁で、2―3でフォーク…。ちゃうやろう。ケツの穴小さいなあ。チン○コついとんのかいな」と言う清原の発言に私はあえて苦言をした。
が、この記事を読むとあの時の意味合いが多少違ってくる。
あの時、藤川球児はストレートを投げられなかった。自信が無かったから。そしてあの発言。周りは清原の不遜な態度に腹を立てたが、藤川球児が違った。「ストレートで3振を取ってやる」。
次の対決では、きっちりストレートで3振を取っている。これが今シーズンの藤川球児だ。
あの夜が無ければ、今の成績、活躍は無かったかもしれない。今の藤川球児は素晴らしい。ストレートだけで3振を取れるピッチャーは今の球界には少ない。しかもストライクのストレートで3振を取れるピッチャーは藤川球児ぐらい(記事参照)。
阪神が優勝したら影のMVPは藤川球児と言われている。本当の影のMVPは清原だった。