完読No.50 帝都衛星軌道 島田 荘司 著 講談社


帯の文句

正直言って自信作です。息子が誘拐された。犯人は身代金の受け渡し場所に山手線車内を指定してくる。事件の裏に潜む衝撃の真実!

こう言われたら買わないわけにはいかない。一応、島田荘司ファンだし。しかも、舞台が山手線。私ほど山手線に乗った男もいないのではないだろうか?自慢出来ないが、新入社員のころよくサボってました。お金も無いし、漫画喫茶も無いし、一番サボれるのが山手線でした。一日に何周もしてました。一周一時間だから計算しやすいんだよね。なんて、この本とは全く関係ないことを書いてしまった。そんなこんなで買ってしまった。これから数日鞄が重い。なんだかんだで2日で読んでしまった。表題作の前編・後編の間に1つ他の作品がある。変則的な構成。島田荘司が自信作という理由はよく分かる。確かに興味深い(面白くはないと言ったら語弊があるかもしれないけど)。内容についてはそれほど詳しく書けないけど、ハードカヴァーを買ってまで読む価値あるかどうか疑問。冤罪問題に興味があり、帝都(東京都)の地下鉄の秘密を知りたい人は是非。相変わらず女性の登場人物が不幸です。マジで恨みでもあるのか女性に!!ファンの人は買ってください。