WOWOWエキサイトマッチ 5月6日放送

WBC世界S・ウェルター級タイトルマッチ(5月5日、アメリカ、ネバダ州、ラスベガス)
6階級制覇チャンピオン
WBC世界S・ウェルター級チャンピオン
WBO世界ミドル級チャンピオン
WBAWBC世界S・ウェルター級チャンピオン
WBC世界ウェルター級チャンピオン
WBC世界S・ライト級チャンピオン
IBFWBO世界ライト級チャンピオン
WBO世界S・フェザー級チャンピオン
オスカー・デラ・ホーヤアメリカ)
34歳(1973年2月4日生)身長179cm、リーチ183cm
42戦38勝30KO4敗


4階級制覇チャンピオン
WBC世界ウェルター級チャンピオン
IBF世界ウェルター級チャンピオン
WBC世界S・ライト級チャンピオン
WBC世界ライト級チャンピオン
WBC世界S・フェザー級チャンピオン
フロイド・メイウェザーアメリカ)
30歳(1977年2月24日生)身長173cm、リーチ183cm
37戦全勝24KO

WOWOWの見所

史上最大級のメガファイト 接戦のすえ終盤勝負か
この試合のプロモーターでもあり、チャンピオンでもあるデラ・ホーヤに2500万ドル(約30億円)、挑戦者のメイウェザーにも1000万ドル(約12億円)の報酬が最低保障された史上稀にみるメガファイト。なんでも総額3500万ドルの保障報酬は、長い近代ボクシングの歴史において、イベンダー・ホリフィールドマイク・タイソンIIに次ぐ2番目の記録なのだとか。
6階級制覇を果たした希代のスーパースターに、37戦全勝(24KO)のスピードスターが史上4人目の5階級制覇をかけて挑むというシチュエーションも、これ以上ないものといえる。最高2000ドル(約24万円)という破格値がつけられたリングサイド席が3時間、150ドル(約1万8000円)から350ドル(約4万2000円)の席に至っては45分で売り切れたというのだから、いかにこの試合が注目の高いものか分かるだろう。ちなみにゲート収入(入場料収入)は1900万ドル(約22億8000万円)を超えたといわれる。世界176ヵ国で試合の模様が放送される予定だというから、いったい地球上でどれだけの数の人がこの試合を見る計算になるのだろうか。THE WORLD AWAITS――全世界待望の大一番というキャッチコピーは決して大仰なものではないのである。
2対1でメイウェザー有利という数字でスタートしたオッズ(賭け率)は、その後、デラ・ホーヤが大きく揺り戻している。試合1ヵ月前の4月上旬、WBCの規定に沿って両者は予備計量を行ったが、その数値が大きく異なったことが影響しているようだ。164.5ポンド(約74.6キロ)のデラ・ホーヤに対し、なんとメイウェザーはリミット(154ポンド=約69.8キロ)を2ポンドも下回る152ポンド(約68.9キロ)だったのである。ボクサーが実戦に即した最も激しいスパーリングを行う時期が試合の1ヵ月前とされ、前日計量をパスした彼らの多くがその時期(1ヵ月前)の体重で本番に臨むことを考えれば、今回の場合、両者の本番での体重差は5キロ以上という計算になる。計算済みとはいえ、もともとウェルター級でも小柄だったメイウェザーにしては、大きなハンディキャップになる可能性がある。こうした体格差が数値で明らかになったためにファンや関係者がデラ・ホーヤ支持に動いたとみられている。
しかし、メイウェザーは気にした様子も見せずに強気に言い放つ。
「ヤツ(デラ・ホーヤ)のほうが5センチぐらい背が大きいんだろ。
そんな体格の差なんて関係ないよ。俺にはスピードがあるしテクニックがある。これまでもそうやって37人を打ち倒してきたんだ。どう戦うかは内緒だが、俺が勝つことだけは間違いない」
あからさまな挑発を受けたデラ・ホーヤも、彼にしては珍しく語気を荒めて言う。
「彼が優れたボクサーであることは認める。しかし、私には彼に勝つ確信があるんだ。最初からハードに飛ばしていくつもりだが、同時に冷静さも忘れないようにする。長く激しい殴り合いになるだろうが、勝つのは私だ」
試合の注目ポイントは、デラ・ホーヤがメイウェザーのスピードにどう対処するかという点に絞られるだろう。パンチだけでなく前後左右への素早い動きに対して反応が遅れるようだと、ズルズルとポイントを失うことになるだろう。逆に強いプレスをかけてメイウェザーの動きを最小限に抑えこむことができたら、それはデラ・ホーヤのペースといえるだろう。そうなるとラウンドを重ねるごとにじわじわと包囲網を狭めていけば勝利が見えてくるはずだ。大雑把なことをいえば、メイウェザーが勝つなら大差の判定、デラ・ホーヤが勝つ場合は中盤以降のKOという予想になる。
ともに、近代ボクシングの粋をすべて集めた――近未来の進化形の一部をも取り込んだのかと思わせるような――ボクサーだけに、常人の予想を超えた次元で勝負が決まる可能性もある。私たちは、その瞬間をこの目でしかと見届ける幸運に恵まれたことを、ボクシングの神様に感謝すべきかもしれない。

詳しい事はまた後日。
取り敢えず、見た直後の感想。
結果はメイウェザーの判定勝ち(2対1)でした。結構難しい判定だったので後で、ぐちゃぐちゃいう奴が出てくるかもしれない。ボクシングファンの一人としてこの試合を見れた事に感謝したい。二人が見せてくれたものは宝物になる。きっと。
試合の内容は割愛。
試合とは直接関係ないが、デラホーヤはスパーリングパートナーにシェーン・モズリーを呼んだ。それを見ただけで涙が出てきた。例えるなら、カイオウと闘う前のケンシロウラオウを組み手の相手に指名したようなもの(ちょっと違うか?)まぁ、かつてのライバルが拳を交わした後は親友(強敵(トモと読む))になるってパターン。まるっきり漫画ですが、それぐらいデラホーヤのキャリアは凄い。見る前は圧倒的にメイウェザーが勝つと思っていた。が、1Rのデラホーヤのプレッシャーを見て、気持ちが変わった。デラホーヤ、勝かも、と。しかし、ボクシングの女神はデラホーヤを選ばなかった。デラホーヤが綺麗なかみさんを会場に連れてくるから、女神がやきもちを妬いたんだ。んなわけないか。今日はこんなところで。ナイスファイト!
追記
一夜明けて冷静になってみる。
試合以外の点で気になった事。メイウェザーの親父。プレデターの素顔にそっくり。変な顔と変な髪形。
デラホーヤの奥さん。美人だ。しかし、確かデラホーヤは女性関係がやんちゃで、結婚してないけど子供を何人か認知してるはず。まぁ、認知しているからいいけどね。
追記2
引退の話が話題になっているが、引退してもいいと思う。確かにメイウェザーは若いけど、デラホーヤ以上のビックマッチは組めないでしょう。彼は意外とモチベーションで戦うタイプだから、デラホーヤに勝った事で世界一強いって事を証明した。あとは、数年後に彼に匹敵するぐらいの強さをもった若手が出てきたら再起するかも。いいトレーニングをしていれば、35歳ぐらいで復活しても十分戦えると思う。デラホーヤは流石に引退でしょう。最後の試合は黒星でしたが、彼の場合は記録より(記録も凄いけど)記憶に残る、しかも負け試合が記憶に残るボクサーだと思う。あとは、プロモーターとして活躍して欲しい。第二の人生でも6階級制覇だ(何のこっちゃ)。