No.4 譜めくりの女 シネスイッチ銀座

1.★★☆☆☆
客観的な目で見た評価
2.★★★☆☆
思い入れを含んだ評価
http://piano.cinemacafe.net/
以下ネタばれ
割と喜ぶだろうと思い、友達を誘って行きました。大失敗でした。映画終了後。「気分が悪い」「映画の内容に」。駄目だった様です。こういう失敗を繰り返し、人の好みが分かっていくんだな。
その友達に申し訳なく思いながら。私は、それなりに気に入ってます。勿論、気にくわない点もあります。
この映画の主題?である「復讐」。主人公の女の子は、ピアノの試験の日、審査員であるピアニストの無神経な行動で、試験に失敗。ピアノを辞めた。10年後ぐらい(はっきりは分かりません)。成長した少女は、ある目的のために動き出す。ある程度、ストーリーを知っていたので、この辺はスムーズでした。でも、全く白紙の状態で見たら、その辺まで分かるんでしょうか?それはさて置き。私の興味は、少女がどの様な復讐をするか?に絞られました。
そして、それは結構・・・・。何をどうしたとは、決して書けませんが、あの程度の事に対して、あんな仕打ち、仕返し、復讐をするか?しかも、相手は何がなんだか分からない状態。なぜこんな事をするの?なぜこんな風になってしまったの?ハリウッド映画なら、過剰なまでにその行為をクローズアップするんでしょう。そして、少女の行動をもっとサイコっぽくしたでしょう。しかし、これはフランス映画。その辺は、静かにしかし確実に進んでいきます。
友達は、こういう話が映画になる事が、嫌だったみたい。私も、出演者がやたらと不幸になる話は嫌いです。単純なハッピーエンドも嫌いだけどね。しかし、☆4つもいい感じ。なぜなら?
少女役の女性がよかったから。決して美人ではないんですが、妙にセクシーなんです。服装は地味なのにエ○イ。そんなところしか見てないように思われるかもしれませんが、監督は完全にそう見えるように撮ってます。たぶん、この二人はできてます。嘘です。フランス映画界のゴシップは範囲外です。この子が、殆ど表情を変えずに色々します。そこが不気味セクシー。男性に迫られた時のあれは・・・・。痛すぎる。あそこにあれをあれしたら・・・。
因みに男性の急所じゃありません。男女関係なく、あそこは痛いんです。表情変えませんから。それと電話が効果的だった。ぞぞっとした。デボラ・フランソワ、注目の女優さんです。