No.46 飴をあげる こゆび侍 Gallery LE DECO

★★★★☆
以下ネタばれ
http://koyubi.chips.jp/contents/next_stage.html
佐藤みゆきさん目当てで観に行きました。今年は佐藤さんの客演を3本観ました。最後に所属劇団の芝居。
LE DECOは、メタリック農家の「箱」で来ました。劇場ではなくギャラリーなので、印象が少し違う。
その辺を楽しみたい。
3つの短編(3つめは中編かな?)と一つのショートショート
途中ストレッチタイムを挟んで、2時間。トイレタイム無し。劇場が小さいので、開場時間に着いて、最前列の椅子席がベスト。座布団席はお尻が痛そう。
・原始人と、死んでしまった恋人と一緒にいる女性。人類が初めて、「死」に遭遇した時どんな反応をしたのか?宗教も哲学も医者もない。そんな時代!
・カラスが人間に恋をした。からすの切ない恋の物語。
セミの世界は絶対王政だった。生まれてから7年経つと強制的に地上に出される。それは死を意味する。革命が起こり、永遠の土の中の生活が始まった。そしてそれは、退屈をもたらした。
全体的に単純な話なのに、奥行きが深い。気を抜くと船をこいでしまいそうだが、私はこのタイプの話が好きなので、最後までしっかり観ました。
注目の佐藤みゆきさんは、カラスとセミの姉妹の姉の役。どちらも、印象的。相変わらず、声が攻撃的です。いい声です。
他にも、セミのお妃をやった女優さんとセミの姉妹の妹をやった女優さんと革命のリーダーの奥さん役の女優さんが目を引きました。そして、エルムさん。実は、柿の時はあまり目を引かなかったんです。しかし、今回はカッコ良かった。外国のセミの役は、嫌な感じが板に付いていた。
あと2日、3公演。小さい劇場なので、当日券があるかどうか分かりませんが、興味がある方は是非。