完読No.9 キララ、探偵す。 竹本 健治 著 文春文庫

裏表紙

アイドル好きのオタク大学生・乙島侑平は研究者の従兄から、美少女メイドロボット・キララのモニターを頼まれる。
普段はどじっ娘メイドのキララだが、スイッチが入れば女王様キャラに大変身し頭脳も明晰に。
そんなキララが侑平の周辺で起る難事件をズバリ解決する。
史上初の美少女メイドミステリー!
解説・蔓葉信博


久しぶりに竹本健治を読んだ。
匣の中の失楽」に衝撃を受けた世代?なので、このタイプを読むと肩透かしを食らわせられる。
しかし、この一見オタク系萌え萌えストーリーに、かなりの探偵・推理・ミステリー要素が組み込まれている事に気付く。
それと、どうしてもメタミステリーなんじゃないかと疑って読んでいるから、「夢おち」何じゃなね?などとついつい考えてしまう。
それも計算のうちなのが悔しい。
すっかり手の平で踊らさせられた。
それにしても、クララはいいね。
実写化は無理だろう(作ってもAV業界ですね)。
アニメかな?